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プロブロガーと鍼灸師の心構えは似ているのかもしれない

鍼灸

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鍼灸師について調べたら、鍼灸師で食べていくのは難しいというようなことがネットで書かれていた。それはまるでプロブロガーで食べていくのは難しいと書かれているようなものだった。

鍼灸学校の授業で鍼灸の一年間の受療率は7%と習ったけれど、鍼灸に関して情報弱者でいるのが一番危険だと感じている。鍼灸の新聞や雑誌を定期購読し、学生のうちから常に鍼灸の情報を頭に入れるようにしていた。

 

授業で先生が7%だと説明した際、2013年の鍼灸の一年間の受療率は5.3%だけどねと心の中で思った。自分は鍼で食べていきたいと思い、鍼灸学校に入学したのだ。だからなのだろうか。鍼灸の受療率低下が恐ろしいほど気になってしまう。

鍼灸学校の授業で先生が鍼灸の一年間の受療率が4%ぐらいになったと教えてくれた。自分の肉体の一部がもぎ取られたような気分になった。自分はこの時の心情をTwitterでつぶやいている。

すでに治療院や鍼灸院はコンビニの数より多くなっている。毎年、4000人ぐらいがはり師、きゅう師の国家資格に合格し、鍼灸師になっている現実がある。これが何を意味するのか、自分だって分かっている。

王道が正解とは限らない!

よく鍼灸学生のうちからこの業界で働いた方が技術も身につくしいいと言われている。おそらくほとんどの鍼灸学生が、この業界で働きながら鍼灸学校に通っているのかもしれない。

もしくは接客業をした方がいいとも言われている。それはコミュニケーション能力が身につくからだ。鍼灸学生のうちから技術、もしくはコミュニケーション能力が身につくし一石二鳥だろう。

自分も最初、この業界で働きながら鍼灸学校に通った方がいいのか迷った。けれども自分は鍼がやりたかったので思いとどまった。

自分の指が仕事でおかしくなるのが嫌だったからだ。あくまでこれは個人の仮説なのだけれど、この業界で働きながら鍼灸学校に通うのが王道だとする。

大多数がその王道を経て鍼灸師になっていくとする。そうやって王道を歩んだはずなのに鍼灸師は離職率が高い職業の1つになっているのである。

離職したのは様々な事情と理由があるとは思うのだけれど、ここでは割愛させていただく。問題は、一見、王道だと思えるようなことが実は王道ではないかもしれないことだ。

大勢がイエスと言っても、自分はノーと言える選択ができるのか。大勢が右の道を行くのならば、自分も右の道を行けば正解なのか。

それとも誰もやっていないルートを模索し、別の道を選択するべきなのか。上記を踏まえ、自分は治療技術だけでは乗り越えられない何かがあるのではないかと思い始める。

鍼で食べていきたい!

将来、鍼で食べていくために自分の考えたルートの道を選択し、おそらく少数派だと思われる道を歩くことにした。

それが正解か不正解かは分からないのだけれど、鍼灸学校を卒業して数年後、ある程度の結果がでると思っている。

自分は鍼で食べていきたい。鍼だけで食べていきたいのではない。鍼で食べていきたいのだ。鍼で食べていくために+αの総合力を使わなければいけないのならば、自分は使いたいと思っている。

今も尚、自分の頭の中は、どのようなことをすれば鍼灸が普及していくのか。どのようなアプローチをすれば鍼灸が認知されるのか。そればかりぐるぐる頭の中を回っている。

ユーリオ的まとめ

プロブロガーで食べていくのは難しいらしい。けれども会社を辞めてプロブロガーになりたいと思って行動を起こしている人たちがいる。

鍼で食べていくのは難しいのかもしれない。けれども鍼灸師になりたいと思って鍼灸学校に入学する人たちもいる。

どちらも安定している職業とは言えないかもしれないけれど、プロブロガーと鍼灸師の心構えは似ているのかもしれない。

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