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こんな時間か・・。

ただいま帰りました。

 

アルバムですが、自費出版、個人契約ではamazonなども、難しいかもしれないとの話が出ました。インディーズこそが個人だと思っていたのですが、インディーズという会社組織なのですね。ごめんなさい。そこいらあたり、本当に無知なんです。それでも、

「大丈夫だよ。何とかなるよ。」

という、見解をもらいました。

 

今年の初め、台湾からドラマのテーマ曲、映画のサウンドトラックの話があったのです。メロディを作るのは、とても好きです。まぁ、迷っているうちに入院となりましたので、僕がやることはなくなりましたが・・。「700番」に登場した、台湾の俳優、ロニー・オスカーからの依頼でした。それには、面白い話があります。僕の制作現場を見ていたロニーは、ギターの鈴川、通称マッキーのプレイに驚き、それが頭の中に強く刷り込まれたようです。マッキーは、ギターだけではなく、ベース、チェロ、サックス、クラリネット、ドラム、ピアノもやれるマルチプレイヤーですので、それをロニーに説明したところ、マッキーに話が持ちかけられました。現在、マッキーは台湾に行っています。先月、1ヶ月間、そして、また今月16日から1ヶ月間。どんな音楽を作っているのか楽しみです。もうひとつ。ある日、ロニーに連れられて、台湾のライブハウスに足を運んだマッキーは、突然、ステージに上げられてしまいました。

 

「今日は、CHAGE&ASKAのギタープレイヤーが来ている!」と。

「何か弾いてくれないか?」

 

これは、やるしかないと思ったそうです。こういうハプニングは目の前で観たかった。その時、お客さんの撮影した映像が「Youtube」に上がっています。

 

https://www.youtube.com/watch?v=743Sh16-bc8

https://www.youtube.com/watch?v=Ryave-D33W4

 

ブログのコメント蘭にも、台湾や中国の方が見えられていますね。

 

To you of Taiwan and China. I promise I'm going to have the concert both plaice one day. Please wait for a while. Now I'm fine. Thank you so much.

 

おやすみなさい。

ASKA

おはよう。

おはよう。

 

4日間で、現在「603,779」アクセス。これまで、ブログやツイッターをやってこなかった僕には、これが多いのか、少ないのか分かりません。肯定も否定も、すべて受け入れ「それでも僕は」という姿勢で、文字を綴っています。

 

CHAGEに謝罪してください」。う〜ん・・これは、ごめん。みんなの前で、見せたり、報告するようなことじゃないなぁ。メールでは、

 

「オマエが活動していることは嬉しい。心から応援している」

 

と、送りました。アイツはアイツで、今、自分の立ち位置、活動をセルフプロデュースしています。これは、僕がどうのこうの言うことではありません。ただ、ソロ活動の景色が大きくズレてしまったことは感じています。しかし、それはアイツが考えること。僕は、見守ることしかできません。奇しくも、ブログを始めた日が、CHAGEのテレビ出演だったことは、みなさんのコメントで知りました。頑張れCHAGE。負けるな自分。という気持ちでしょうか。

 

そう言えば、昨日、お昼頃にテレビカメラが家の周りに居たなぁ。メディアはメディア(週刊誌も)で、毎日、毎週ネタを提供しなくてはならないので、自分たちの仕事に必死なのです。このブログを知ったメディアもいます。結局、目を引くような内容、タイトルしかつけません。

 

僕は、テレビ出演があまり好きではありません。出演するときは、歌を歌うときだけです。過去「笑っていいとも」(MCだけの出演)というのは数回ありましたが。あれも、シングルリリース日を選んで、プロモーションという形で向かいました。そうでなかった時は、世の流れを感じ取った時の出演でした。

 

テレビは、大きなプロモーションとなりますが、些細なことでバッドプロモーションにもなります。長い間、活動を続けていられるアーティストは、テレビ出演を極力抑えて活動している人だけというのは、お気づきになられているでしょう。曲には、イントロからエンディングまでの起承転結があります。テレビサイズでは、楽曲が死んでしまいます。「2分半で」「3分で」と、交渉されると、直ぐに気持ちは萎えてしまいます。それでも出演するときは、「ここぞ」と、いう時にだけです。最大のアーティストプロモーションは、行き着くところライブです。僕のライブスタイルは、1本の映画を観たような気になってもらえるよう構成しています。このライブの主役は、どの曲かということを、とても大事に考えています。そこに向かうために、曲順もデリケートに並べています。いつも、リハーサル終盤まで曲順には悩みます。主役の楽曲を印象づけるためです。聴かせたい楽曲、観せたい楽曲は「これだ!」に全てを注ぎます。「あの鐘を鳴らすのはあなた」です。嘘です。

 

今、みなさんにお聴かせしたい新曲は「通り雨」という楽曲です。フランス映画のような心地よさを感じてもらえるはずです。「楽曲制作は急がないでくれ」というコメントがありましたが、3日で完成する曲もあれば、1週間経っても完成しない曲があります。どの曲にも妥協はありません。何度も語ってきましたが、曲は振り向かせるため、歌詞はその曲を長く聴いてもらうため。「UNI-VERSE」は、歌詞だけで、1ヶ月かかりました。メロディに対して、文字数の制限がありますので悩むのです。散文詩は制約を受けません。詩は色感。歌詞は語感です。

 

現在、マッキ−と小笠原が忙しい時期に入っていますので、楽曲制作は一休みしています。散文詩を書いていると、心が落ち着きます。いくつもの出版会社からアプローチを受けていますので、時期をみて、纏めて発表したいと考えております。

 

一日、家に閉じこもりっきりですが、病院でライフスタイルとなった筋トレは、続けています。今、胸囲は1m20cm。ウエストは65cm。体重は60キロ。

 

 

 

嘘です。

ASKA

心の場所

心の場所

 

 

ある日僕は森の中で道に迷った

獣道ではない

人のつくった道を歩いていたのに迷ったのだ

 

風に揺れる木々たちは

森の言葉を喋ってる

 

きっとどこかで

二本に別れた道があったのだ

 

僕は景色に騙されるように

道を間違えたにちがいない

 

引き返す気力がなかった

前へ進む勇気もなかった

 

僕は途方に暮れて太陽を見上げた

太陽は森のバリケードに遮られるように苦しそうだった

 

昼なのに暗い森

 

僕は殺人死体でも埋められているのではないかと少し怖くなった

誰一人すれ違う人はいない

それでも心臓はいつもと変わらず正しく打っている

 

もう一度足元を見るとしっかりと道はある

「誰かが通っているから道はあるのだ」

「どうせどこかに出るだろう」

 

携帯電話を手に取ると圏外ではなかった

僕は急に元気になりこの道を進むことにした

 

汗に濡れたシャツの袂を絞り水筒の水を飲む

僕は兵隊のように辺りを見回しながら進んで行った

 

ふと思ったのだ

初めて通る道なのに

なぜ道を間違えたと思ったのだろうと

 

不思議な気持ちになったが

僕はそのまま歩いた

 

どのくらい歩いたのだろうか

道が少し左にカーブしているあたりだった

人影が見えたのだ

 

その人は人形のようになって動かなかった

髭を生やした老人の手相見だった

僕は近寄って

ここはどこかと尋ねたら

「私は道案内ではない」と言う

 

「ならば手相を見ていただきたい」と返したら

老人は大きなレンズを持ち上げ

僕の右手を自分の袂に引き寄せた

 

そしてしばらく手のひらを眺めた後

「痛み」

と一言だけ言ってレンズを机に置いたのだ

 

僕はそれ以上何について聞けばいいのかわからなかった

思えば僕はずっと昨日のことを悔やみながら歩いていた気がする

爪先はいつも明日に向いているというのに

 

そう言えば僕は大きな間違いを犯したのだった

その場所を探して歩いていたことを思い出した

 

一斉に森が喋り出す

僕には森の言葉がわからなかったが

感じることができたのだ

 

「歩くということは未来に行くということ

人は過去へは歩けない」

 

ただ前を向いて歩けと言われた気がした

 

それから間もなく

浅瀬のようなところへ手を引かれるように連れて行かれたら

そこはいつもと変わらないところだった

朝だった

僕はベッドから起き上がり

叩くように顔を洗うと

「おはよう」と自分に言ったのだ