実力は如何に?! その2
Aqua mini & Pro を検証
箱や製品のデザインはもういいから早く性能検証を! と言うお声が聞こえそうなので、そろそろ本題の性能について触れてみたいと思います。
先ずはAqua miniからです。
■スペック 定格電力 30W
消費電力 28.8W (3.2W駆動)
使用電圧 100V 50-60Hz共用
素子 CREE X-Lamp XT-E Cool white×3 白チャンネル
CREE X-Lamp XP-E Ryal blue×3 青チャンネル
CREE X-Lamp XT-E Warm white×1 SPチャンネル
CREE X-Lamp XP-E Blue×2 SPチャンネル
制御機器 オートマチック コントローラ(タッチセンサー/オートロック機能付き)
調光機能 チャンネル毎に0~100%(1%単位)
タイマー 24h/AM-PM制(1時間単位)
冷却機器 スーパーサイレントファン(サーモセンサー式)
こちらがAqua miniを全点灯した状態です。
レンズは使用せず、リフレクターでやや集光させています。(ノーマル素子は120°)
リフレクター角は白色系が100°青色系が80°でレンズを使用した場合よりも自然なブレンド感が出ています。
もともと小型水槽向けに開発された製品で、ブラケット使用時の高さは12cmなのでちょうど良いと思うし、逆にこの距離でレンズを使うとコントラストが強くなってしまいます。
続いてはスペクトルデータをご覧下さい。
C/Wの460nmからノーマルブルーの470nmまでがちょうど良いバランスで500nm付近まで押し上げています。
LPSなどソフトコーラル中心であれば十分にカバー出来る範囲だと思います。
色座標はこんな感じです。
実際の色温度や照度はこちら
CCT(色温度)はおよそ18300kでCRI(平均演色評価数)はRa87です。
照度は5376luxとやや地味ですが、ブラケットを使った場合を想定すると水面までの照度は軽く2万luxオーバーになりますので導入直後は50~70%未満でのご使用をお勧めします。
Aqua mini Colorのスペクトルはこんな感じです。
UVとGreen、Redの3色が増えた分それぞれのピークが現れています。
UVは400nm、Greenは530nm、Redは640nmです。
ちなみに日本向け仕様として、このGreenは490~500nmのCyanに変更する予定ですので少しスペクトルが変わると思います。
それにしても多色化したからといって平均演色評価数が上がるわけじゃないんですね。
たぶんこのColorモデルはブルーとワームホワイトが入ってないので差し引き0なのかな?(そんな単純な事ではないと怒られそうです)
ただ、色温度の変化は当然ですが、照度は約30%上がっています。
人間の目にも緑色が一番明るく見えるとは言いますが、緑が入ると実際に照度って上がるんですね~。
でも緑色ってアクアにはあまり重要ではない波長なので緑色で照度を稼いでもあまり意味がない気がします。