ニュース
2016年07月21日 08時24分 UPDATE

「Pokemon GO」日本上陸秒読み 夏休み控え学校ピリピリ JRはホーム転落を警戒 (1/5)

日本の配信が秒読みとみられるPokemon GO。先行配信された国では“歩きスマホ”による事故やマナー違反などトラブルが続発し、社会問題に発展している。日本では子供たちの安全確保のため、関係者の間で緊張が高まっている。

[産経新聞]
産経新聞

 任天堂などが開発したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」。スマホの画面を見ながら街を歩き回り、架空の生物「ポケモン」を集める内容で、7月6日に先行配信された米国では夢中になったプレーヤーによる事故やマナー違反などトラブルが続発し、社会問題に発展している。夏休みを迎える日本でも、まもなく配信される見通しで、子供たちの安全確保のため、関係者の間で緊張が高まっている。(玉崎栄次、中井なつみ)

ポケモンGOと夏休み、同時に到来

 「歩きながらスマホを操作するのはとても危ないことです。絶対にやめましょうね」

 東京都練馬区のある小学校。20日に行われた終業式で、女性校長は全校児童を前にこう訴えた。「大きな事故につながりかねないということで、ポケモンGOの話題には注視している」

 米ペンシルベニア州では、スマホでゲームをしながら徒歩で帰宅中の少女(15)が車にはねられている。米CBSテレビによると、少女は命に別条はないという。少女の母親は「ゲームが娘を道路へと導いた」と発言している。

 ポケモンGOは、衛星利用測位システム(GPS)を活用しており、スマホを手に屋外を歩くと、画面の地図上にモンスターの位置が示される。その地点に近づくと、プレーヤーがいる実際の風景の中にモンスターが出現する。画面上のポケモンを捕獲する「モンスターボール」に指を滑らせて投げる操作をすると、モンスターを捕まえることができる。

       1|2|3|4|5 次のページへ

copyright (c) 2016 Sankei Digital All rights reserved.

Loading

ピックアップコンテンツ

- PR -