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思考停止という病

『最高の人生は「考える力」によってしか手に入らない』

苫米地英人さんは「思考停止という病」の本の帯でこう言っている。

 

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想像力のない人や思考停止状態の人がたくさんいる。

大きい会社になればなるほど

自分の頭で考えない人がたくさんいる。

 

 

もちろん、そうでない人もたくさん知っている。

だけど、私の実体験として

大きな組織に所属している人の中には

思考停止状態の人が多いと思う。

 

それに、周りの人に

「私は大変なんです!」ってアピールする人もたくさんいてビックリしてしまう時もある。

きっと、褒められることに飢えているんだろう。。。

男の人は、働いて帰っても家族には大切にされない。

女の人は、働いて帰って、晩ご飯の支度して洗濯や掃除をしても

家族にはそれは当たり前と思われて感謝されない。

 

そして、そんな現状を受け入れて

文句は言いながらも、

その現状から抜け出そうとしない人の多さにも驚いてしまう。

 

私は、運命は変えられる!と信じている。

現状に文句を言うくらいなら、そこから抜け出せばいい。

どうして抜け出そうとしないのだろう??

 

 

苫米地英人さんは「思考停止という病」の中で、自分で考えることのメリットの一つに

「奴隷の人生から、本当にやりたい人生に進むことができる」

ということを挙げています。

 

苫米地英人さんの、「思考する」ということの定義

 

1、物理的な脳の活動

   何も思考していないときでも脳は情報処理し続けている

   (そもそも思考活動の停止は、脳死などの状態を除けば死んだ状態でしかない)

2、創造的な問題解決活動

   クリエイティブな思考

   ・分析する(考察する)

   ・意思決定をする(最適解を見つける)

   ・仮説をつくる

 

ほとんどの日本人が、このクリエイティブな思考を放棄して生きていることを

危惧している。

 

 

日本の教育では、クリエイティブな思考をする人が

少なくなってしまうのも無理はないと思う。

 

わたしの場合は、中学生の頃、人と違う意見を持っていても

口にすることができなかった。

口にしても良かっただろうけれど、できなかった。

人と違う意見を受け入れてくれるような雰囲気はなかった。

だから、みんなと同じフリをして

違うことを言わないように気を付けていた。

あの頃は世界がせまくて、学校という世界と家庭という世界しか

知らなかったから、その中で仲間外れになることが恐かった。

 

だから、大学生になってアメリカへ留学した時は驚いた!

日本と全く違っていた。

アメリカでは、人と違うことが当たり前だった。

 

授業の中でも、よくディスカッションがあったり意見を交換する場があった。

 

みんな、人と意見が違うなんて当たり前のことだから、

何も気にせずに自分の考えたことやアイデアや意見を言っていた。

 

みんなと同じことを言うことに慣れてしまっていた私は

アメリカ生活の始めは戸惑ったけれど

慣れてくると日本にいるよりも、居心地が素晴らしく良かった。

 

苫米地英人さんも本の中でアメリカの教育について触れています。

アメリカの教育は、日本とは異なります。知識の習得はもちろんですが、それ以上に重要視されるのが「自分の頭で考えること」です。何を知っているか以上に、「自分はどう考えるのか」が求められます。授業中に、

・「君はどう考えた?」

・「君はなぜそう思った?」

・「君ならどうする?」

などと聞かれることがよくあります。

残念なことに、日本ではアメリカとは全く逆で

「自分はどう考えるのか」よりも「何を知っているか」

ということが重要視されているように私は感じる。

 

本当に大切なことは「自分の頭で考えること」


自分の頭で考えるための第一歩は

・現状を抜け出すこと

・常識を疑うこと

この二つで、そこからすべてが始まる。と苫米地英人さんは教えてくれている。

 

わたしも「自分の頭で考える力」を磨いていきたい!!