路面表示統一し一方通行化 ガイドライン改定
自転車の安全な走行環境整備に向け国土交通省と警察庁は、2012年に策定したガイドラインを一部改定して、走行位置の路面表示を統一し、自転車道の一方通行化を盛り込んだ。有識者会議が今年3月にまとめた提言を反映させ、19日に自治体や都道府県警に改定版を示した。
幅に余裕がなく自転車レーンなどを設置できない車道や交差点内に自転車走行位置を示す際は、青色で幅75センチ以上の矢羽根を10メートル間隔で描く。交差点の前後などには、白色の自転車をかたどったマークも表示する。自治体ごとに表示がばらばらになる混乱を避け、車のドライバーにも認識してもらうのが狙い。
柵や縁石で車道、歩道と分ける自転車道は現在、利便性から双方向通行が多いが、事故の危険性を減らすため一方通行を基本とする。【北村和巳】