近畿大学は20日、同大学が開発したウナギの味に似たナマズのかば焼きをイオンが取り扱うことを明らかにした。30日の土用の丑(うし)の日に向けて23日から順次、一部店舗で計7千食ほどを提供する。同ナマズの小売店での販売は初めて。
近大が昨年に開発した「近大発ナマズ」は独自配合の餌を与えて井戸水で育て、特有の臭いを抑えた。今年は脂の乗りを良くして風味を高めた。他のスーパーや百貨店を含め、4~8月で1万数千匹を出荷する計画。刺し身や天ぷらといったメニューの開発を進め、通年での販売も目指す。
開発した近大の有路昌彦教授が明らかにした。大阪市と東京・銀座の直営店では30日、ランチに「近大発ナマズ重」(2200円)、ディナーに「近大発ナマズ蒲(かば)焼」(2000円)を提供する。