衣服の模様、よく見ると… 京大で細胞写真使った作品展示
研究で撮影した細胞の写真を使った衣服などの展示「imagination2・0」が24日、京都市左京区の京都大物質-細胞統合システム拠点(アイセムス)で始まった。科学にあまり関心を持たない人に、アートを通じて魅力を伝える。
研究者から提供を受けた電子顕微鏡写真などを基に、アイセムスの研究支援員でデザイナーの馬場美恵子さんが制作した。
展示は約10点。鮮やかな緑色のスカートは内臓の神経細胞を染色した写真をあしらった。ハエの羽をモチーフにしたドレスは生物の繊細さを表現。遺伝子の写真をデザインに生かしたバッグもある。
馬場さんは「研究者と接する中で気づいた科学のおもしろさに、触れてもらえれば」と話している。
7月7日まで。平日の午前9時~午後5時。入場無料。正面玄関横の廊下にあり外から鑑賞できる。中から見たい場合はスタッフに連絡が必要。6月30日と7月4日の午後に、2回ずつ馬場さんらのミニトークがある。
【 2016年06月25日 10時00分 】