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メンタリストDaiGo氏が語る、顧客データ分析で使うべき心理学とは

2016/07/21
井原 敏宏=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

 企業がマーケティングでも活用するTwitter。どんな発言をすると、リツイート率が上がるなど反応を高めることができるのか。

 「朝はポジティブな文章、夜はネガティブな内容で始め、ポジティブな内容で終わると反応が良い。夜にネガティブな内容に反応しやすいのは、夜は脳の前頭葉が疲れて、負の感情が溢れるからだ。ちなみに主婦層の反応を高めたい場合は、午後2~3時の間につぶやくといい」。そう語るのは、メンタリストのDaiGo氏だ。

 人の心を読み、操る技術である「メンタリズム」を駆使するDaiGo氏。同氏は2016年7月6日、マーケティングオートメーション(MA)サービスを手掛けるマルケトのイベント「THE MARKETING NATION SUMMIT 2016」に登壇し、「マーケティングの心理学」をテーマにした講演を行った(写真1)。

写真1●「マーケティングの心理学」をテーマに講演するDaiGo氏
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 同イベントは東京都・港区にあるグランドハイアット東京で開催されたが、DaiGo氏の講演には3000人近い聴講者が集まり、メイン会場には収まり切らず、別の会場でも映像が中継されるほどの盛況ぶりだった。かく言う筆者もメイン会場には入れず、別会場で講演を聞いた。

 DaiGo氏は最近、メンタリズムを使ったパフォーマンスはほとんどやらず、「企業の顧問やコンサルティング、研修などをやっている」とのことだ。Twiiterに限らず、自社のWebサイトや顧客に送付するeメール、Facebookなどのソーシャルメディア、モバイルアプリなど、あらゆる電子メディアを使って自社製品を販売・促進するデジタルマーケティングにも、DaiGo氏のノウハウは役立つ。

 デジタルマーケティングでは、今やMAツールを駆使するとWebサイトの訪問回数や滞在時間、メールの閲覧回数など、多様なメディアでの顧客の反応を把握できる。さらに顧客の行動の分析結果を基に、一人ひとりに合わせて各メディアで配信するコンテンツの内容を自動的に変更できる。米マルケトのフィル・フェルナンデス会長兼CEO(最高経営責任者)は「MAツールの登場で、最適なタイミングで、最適なコンテンツを、各人に合わせて発信できるようになった」と語る。

 しかし、MAツールで多様なメディアを駆使したとしても、最終的には各メディアで発信するコンテンツの内容が顧客の心に響かなければ、製品の購買にはつながらない。顧客の心に響くコンテンツを作るには、DaiGo氏が説くような顧客の心理を知る必要がある。

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