京都祇園祭 後祭の「曳き初め」

京都祇園祭 後祭の「曳き初め」
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京都の夏を彩る祇園祭の後祭(あとまつり)で山鉾巡行が行われるのを前に、一般の人たちが鉾をひく「曳き初め」が行われました。
京都市中心部では、祇園祭の後祭で山鉾巡行に参加する山や鉾の組み立てが進められ、20日は出来上がった3つの山と鉾で、一般の人たちが試しにひく「曳き初め」が行われました。
このうち京都市下京区の新町通では、高さ6メートル余り、重さが12トン余りある「大船鉾」の周りに観光客など200人近くが集まりました。
大船鉾は幕末に焼失しましたが、おととし、150年ぶりに再建され、「龍頭」と呼ばれるへさきの装飾品は、ことし復元されました。
集まった人たちは、鉾に乗った音頭取りの掛け声を合図に力いっぱい綱を引き、800メートルにわたって鉾ひきを体験しました。
参加した京都市の女性は、「なかなか動かなかったので綱引きのようにひきました。疲れましたが、楽しかったです」と話していました。
祇園祭の後祭の山鉾巡行は、今月24日に行われます。