沖縄 辺野古沿岸の一部 遺跡の一種に認定

沖縄 辺野古沿岸の一部 遺跡の一種に認定
沖縄県名護市にあるアメリカ軍基地キャンプシュワブの沿岸部で、石器などが見つかり、20日、この場所が遺跡の一種として認定されました。キャンプシュワブは日米両政府がアメリカ軍普天間基地の移設先にしていて、今後、発掘調査などが行われた場合、移設計画に影響が出ないかどうか注目されます。
遺跡として認定されたのは、日米両政府が、アメリカ軍普天間基地の移設先にしているキャンプシュワブのうち、大浦湾に突き出た辺野古崎の一帯で、移設計画では岸壁や道路の工事などが予定されています。
この場所では、去年からことしにかけて石器などが見つかり、沖縄県教育委員会は20日、遺跡の一種である「遺物散布地」と認定しました。
沖縄県教育委員会は、地元の名護市教育委員会による本格的な発掘調査が必要だとしていて、今後、移設計画に影響が出ないかどうかが注目されます。
沖縄県教育委員会の平敷昭人教育長は記者会見で、「先人の残した貴重な遺跡と考えられ、今後も法律に基づいて、必要な手続きを進めていきたい」と話しました。