官房長官 トルコの法の支配や民主主義強化に期待

官房長官 トルコの法の支配や民主主義強化に期待
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菅官房長官は午前の記者会見で、トルコ政府がクーデター未遂を巡って、8600人以上を拘束して捜査を進めていることについて、当面、トルコ政府の対応を見守る考えを示す一方で、法の支配や民主主義が強化されることに期待を示しました。
トルコ政府は、15日に起きたクーデター未遂に関わった疑いで軍の幹部や兵士、それに裁判官や検察官などの司法関係者ら8600人以上を拘束し、捜査を進めています。
これについて、菅官房長官は午前の記者会見で、「トルコ政府が今回の蜂起に関して多数の軍や警察、司法関係者の拘束や停職処分をしていることは承知しているが、トルコ政府が引き続き捜査中であり、まずそのことを見守っていきたい」と述べました。一方で、菅官房長官は「トルコが現在の困難を克服し、早期に事態が正常化され、トルコの法と公正に基づいた民主主義が強化されていくことを政府として期待したい」と述べ、法の支配や民主主義が強化されることに期待を示しました。
トルコ政府の対応に対しては、アメリカ政府などから強権的な手法を自制するよう求める意見が出ています。