蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【首都スポ】高校野球 横浜に新快物スラッガー誕生 1年生・万波が135メートル特大弾2016年7月20日 紙面から
◇神奈川大会 横浜12−0松陽第98回全国高校野球選手権(8月7日から15日間、甲子園)は19日、神奈川で、横浜が12−0で松陽に大勝、大物ルーキー万波中正外野手(1年)が2回先頭で、スコアボード下を直撃する推定135メートル弾を放った。ドラフト上位候補の藤平尚真投手(3年)がこの夏初先発し、3イニングをパーフェクトに抑えた。千葉では、プロ注目の153キロ右腕・島孝明投手(3年)が日大習志野戦で今大会初登板、先発で5イニングを2安打無失点、最速147キロをマークして発進した。 「ガコッ!!」という鈍い音とともに、ボールがハマスタの人工芝に落ちてきた。あっけにとられていた場内に、歓声が戻る。とんでもない打球の主は、プロの助っ人大砲ではなく、無邪気な笑顔で喜ぶ16歳。「こんないい球場で、初スイングが初ホームランになってうれしい」。万波の公式戦1号は、衝撃の特大弾だった。 2点リードの2回無死。真ん中低めの直球を豪快に振り抜いた。どこまで伸びるのかという弾道は、スコアボード下部の広告にぶち当たった。 ドラ1候補・藤平尚真投手(3年)の視察に来た日米5球団のスカウト陣も目を丸くした。西武・渡辺SDが「度肝を抜かれた。高校生であんな打球は見たことない。ブーマー(元阪急)みたい」と、かつての三冠王助っ人になぞらえれば、メジャー球団のスカウトも「16歳だって? ワオッ とても印象に残ったよ」と感嘆した。 父はコンゴ出身で、身長190センチ、体重92キロの恵まれた体格。中学時代は陸上でも100メートル障害で都大会2位、砲丸投げで優勝。身体能力は計り知れない。驚がくの一撃にも「真芯でボールがつぶれた感じ。まだまだ飛ぶかな。柳田選手(ソフトバンク)のところ(スコアボード中部直撃弾)まで飛ぶように、しっかりやっていきたい」と目を輝かせた。名門・横浜に新たな怪物スラッガーが誕生した。 (藤田昌央) PR情報
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