蹴球探訪
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【スポーツ】[高校野球]清宮2戦連発 早実が5回コールド勝ち2016年7月15日 紙面から
◇早実24−0秋留第98回全国高校野球選手権(8月7日から15日間、甲子園)は14日、西東京大会でシード校の日大三が3回戦に登場し、佼成学園に10−9でサヨナラ勝ち。早実は清宮幸太郎一塁手(2年)の高校通算52号のソロ本塁打などで都秋留台戦に24−0。5回コールド勝ちし、ともに4回戦進出。 当たり前のように、それとわかる白球が舞い上がった。1回2死。打者一巡の第2打席に飛び出した早実・清宮の高校52号は、右中間芝生席上部への推定135メートルの特大弾。ボールを捕ろうとした男性の観客に、思わず尻もちをつかせた。 「甘いところに来たのをしっかり捉えられたのはよかった」。第1打席は中堅フェンス直撃の先制適時二塁打、3回は右中間への適時三塁打と、3安打3打点。4回の第5打席は単打ならサイクル安打だったが「ハハッ、ベンチで言われたけど、気にすることなく、いつも通りに」と、冷静に四球を選んだ。 対策が生きた。緩いボールを使ってくる相手右腕を想定。直球にスローカーブを交ぜる実戦的な練習で打ち込んだ。春の東京大会では技巧派左腕に敗れたが「対応力が上がっていると思う。(緩い球も速い球も)どっちも大丈夫です」と、自信をのぞかせた。 1年生の4番、野村大樹内野手も続いた。3回1死三塁から左越え2ラン。「清宮さんが打った時に意識したけど、まさかです。自分でもビックリ」と笑顔をみせた。清宮の「ライトに流す意識で打て」という助言で、緩い球を引っ張り込んでしまう悪癖は出ず。「ハッとします。大きかった」と感謝した。 2戦連続で飛び出したアベック弾。上級生の信頼も厚い最強の3、4番コンビが名門をけん引する。 (藤田昌央) PR情報
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