訪日外国人旅行者 半年間で初の1000万人超

訪日外国人旅行者 半年間で初の1000万人超
ことし1月から先月までに日本を訪れた外国人旅行者は1171万人余りとなり、半年間としては初めて1000万人を超え、過去最高となりました。
これは観光庁の田村明比古長官が20日の記者会見の中で明らかにしたものです。
それによりますと、先月、日本を訪れた外国人旅行者は、去年の同じ月より23.9%増えて198万5700人となり、6月としては過去最高となりました。
この結果、先月までの6か月間に日本を訪れた外国人旅行者は、去年の同じ時期と比べて28.2%増えて1171万3800人となり、半年間としては初めて1000万人を超え、過去最高となりました。
これは、東アジアを中心に日本への航空路線が拡大したことやクルーズ船の寄港が増えたことが要因で、国や地域別では、中国からの旅行者が41.2%増えて307万6600人、次いで、韓国からの旅行者が31%増えて238万3000人、台湾からの旅行者が20.3%増えて215万5800人などとなっています。
田村長官は「ことしの上半期は、4月に熊本地震が起きて九州への外国人旅行者が激減したが、先月は韓国からの旅行者が回復している。毎年下半期は上半期よりも旅行者が多くなっているが、ことしも期待できるのではないか」と述べました。