2016年7月16日(土)、新神戸駅近くののコワーキングスペース「plug078」で開催された「10年先も生き残るためのアドセンス戦略セミナー」に参加してきました。
セミナーは、花よりも花を咲かせる土になれののんくら(@matari39)さんが主催。
三部構成になっており、第一部はa-ki's factory のa-kiさんによる「10年後も生き残るオーソリティサイトの構築」についてのお話、第二部は元Googleアドセンスチームの石田健介さんのアドセンスに関するお話、そして第三部はのんくらさんご自身による収益が安定化するアドセンスのテーマ選びやSEO戦略についてのお話。
セミナーはとても素晴らしい内容で、講師のお三方はもちろんなのですが、参加者もものすごく前のめりに、限られた時間で最大限のものを吸収して帰ろうとされているのがはた目にもわかるほど真剣で、会場全体によい「気」が満ちているのを感じました。
お三方のお話はどれも視点が違って、でも根底でつながっていて、ストーリー仕立てというか、3人のお話が脳内でまとまって、ストンと腑に落ちるというか。うまく言えませんが、それまで私の脳内にあった「こういうことかな?」というもや〜っとした概念に、くっきり輪郭が浮かび上がった感覚です。
しかし、このサイト(ayan's stye)ではセミナーの具体的な内容について書くことはしません。すでにほかの参加者さんがしっかりとしたセミナー参加レポを公開しているので、そちらの記事リストをこのページの最後に記載しますので、セミナーの内容について知りたい方はそちらを読んでくださいね。
ここでは、私がこのセミナー&セミナー後の懇親会に参加して感じたこと、主にフリーランスの考え方、生き方についてのことを書きたいと思います。
セミナーは人と情報のつなぎ目であり、人と人のつなぎ目にもなる
今回のアドセンスセミナーでは、スタッフとして受付係を担当させていただきました。(13時前に想像以上の長蛇の列ができていて驚きました。お待たせしてしまった方、申し訳なかったです。忙しい飲食店で接客をしていたときを思い出しました…。)
受付に知っている人が次々来てくれたのですが、忙しすぎて会話らしい会話はできず、セミナー中の休憩時間も短かった(石田さんとのんくらさんが交代するときは、休憩を挟む余裕もなく、バトンタッチされていましたし。)
そんなわけで、交流のメインはセミナー後にブッフェスタイルのお店で行われた懇親会。60人強以上が参加された大規模な懇親会だったため、全員とお話するのが無理なことはわかっていましたが、私はできる限り人と人をつなげよう(知り合いに知り合いを紹介しよう)と決めていました。
それは、10年ほど前、私が初めて東京のイベントに行って、知らない人ばかりで緊張していたときに、藍玉さんがたくさんの人に私を紹介してくれ、会話のきっかけを作ってくれたことが、とてもありがたかったから。自分もいつかそういう立場になれたら、同じようにだれかとだれかをつなごうと思っていたのです。
@warashibe ayanちゃん、久しぶりに会えて嬉しかったです!10年前のことを覚えていてくれてビックリしちゃった。ayanちゃんに与えてもらったものは計り知れなく…いつも感謝しています。ありがとう!今日も良い日になりますように♪
— 藍玉(小林智子) (@aidama) 2016年7月19日
Pay it forward...ではないですが、誰かにしてもらったことを、その人本人に返すのではなく、別の誰かにつないでいけたらいいな、と。
のんくらさんが私に受付係を頼んでくれたのは、ただ単に人手の問題ではなく、なんらかのお考えがあったのではないかな…と、これは勝手な深読みですが。(そのおかげで、事前に控室で他のスタッフさんと交流することができました。感謝。)
想いをしっかり受け取れる人って本当に素敵だなと思う…
— のんくら淡路島NatureBlogger (@matari39) 2016年7月17日
今回のセミナーに参加した人のほとんどはWEBで稼いでいる(稼ぎたい)人だと思うのですが、ブロガーさん、レビューブロガーさん、アフィリエイトサイト運営者さん、アドセンサーなどなど、参加者のスタイル(やり方)は多種多様。
そして、気付いたのは、意外なほどブロガーさんはアフィリエイターさんのことを知らないし、その逆も同様なんだということ。私は別に有名ではありませんが、サイト運営歴だけは長い(2004年~)し、SNSもけっこうやるほうなのでジャンルをまたいで、知り合いはそこそこ多いんじゃないかな、と思っています。
さらに、私は愛知県在住で、東京のイベントにも、関西のイベントにも顔を出せるという、地理的な条件も加わっているのかもしれません。東京・関西の方は、近くでイベントやセミナーがたくさんありますが、名古屋は少ないから、自分から動かないとそういう場に行けませんからね。
そんなわけで、私はポジション的にも物理的にもつなぎ目を作りやすい立ち位置にいられたわけで、そうである以上は、すべきことをしよう、と思った次第です。別にいい人ぶろうとか、私が特別に社交的であるとか、そういうことではありません。
なぜなら、行動すれば「つなぎ目」は作れるからです、誰にでも。
そして、そこから先、できた「つなぎ目」をどう生かすか、どう次につなげていくか、というところは、その人自身の問題だからです。
私がつなぎ目を作る場合も、私が誰かにつなぎ目を作ってもらった場合も同じ。小さなつなぎ目ができたその先は、”自分自身”で、他人にはどうすることもできません。
お互いが自立しているからこそ、つながりが広がっていく
のんくらさんと知り合ったばかりのころ、のんくらさんが仰っていて、印象に残っているのが、「フリーランスのテーマは自立」という言葉です。
現実的に(税制上の)個人事業主であるかはともかく、自分でネットを使って稼ごうとしている限りは、この「自立」という言葉は重要なキーワードだと思います。
フリーランスは、誰とつながるかも、どんなスタイルで仕事をするかも、自由だけど、すべての責任と結果は自分が引き受けなくてはいけません。誰も「これをしなさい」と言ってくれないし、仮に言ってくる人がいたとしても、その通りにするかしないかは、自分が選ぶことができます。
これが、私は実にスッキリしていて気持ちがいいな、と思うんです。
自立といっても、全て一人でやり人の力を当てにしない、という意味ではありません。フリーランスとしてやっていくには、人の力は、もう絶対に! 必要なものなんです。でも、どっちかがどっちかに依存したり、ぶら下がっているのではダメ。
自立していようという意思を持った人同士であれば、ちょっとしたきっかけ(むすび目)から、どんどん関係性は広がり、ご縁も広がっていきます。その過程にいるとよく見えないこともあるかもしれませんが、あるとき、ふと自分のまわりを見渡し、自分が一段階上のレイヤーにあがれていることに気付けるのではないでしょうか。
自分で選択し、行動することのみが、未来を変えていくと私は信じています。
4人家族のお金が貯まる暮らし方のゆみちんさん(@yumi_HappyStyle)が、こんなツイートをしていて、すごく共感しました。
お互いが「この人には、かなわん」と思い合いながら、話のはずんだ時間に、とても心地よさを感じた。劣等感を嫉妬と取り違えることなく、向上心につなげていく人は、やっぱり素敵。もっといっしょにいたいと思わせる。
— ゆみちん(小松ゆみ) (@yumi_HappyStyle) 2016年7月18日
自ら行動する人、それもできれば、上を向いて、前を向いて進む人。私もそういう人になりたいし、そういう人とつながっていきたいと強く思います。
ゆみちんさんはブログでこんな記事も書いています。
「嫉妬に負けないじぶん作り。嫉妬しない方法よりも、嫉妬を良いエネルギーに変える努力をする 」
私も嫉妬をします。自分にないものを持っている人に憧れ、比較して自分の能力の低さに凹むこともしばしば。でも、そこで立ち止まらずに歩き続けることができているのは、ゆみちんさんの書いている「嫉妬のエネルギーを向上心に変えること」を無意識にやってきたからなのかもしれません。
そして、なんと! 本文中に私の名前が登場します。
実は、わたしずっとayanさんのこと知ってるんですよ(笑)
主婦ブロガーとして長く活動してる人なら、知らない人はいないんじゃないかな。
でも、あまりにもすごいブロガーさんすぎて、つながることなどないだろうと思ってました。
だけど、つながることができた。
(なにも持たずに生きていく ゆみちんのブログ2nd.より)
私は昨年(2015年)からゆみちんさんのブログを拝見していて、今年(2016年)1月にTwitterでつながりました。(そのときも自分からDMを送ってご挨拶したのですが、ゆみちんさんが私のことをそんな風に思っていたなんて全然知りませんでした。)
以来、ネットでやりとりをさせてもらって、今回のセミナーでようやく会うことができたんです。(ゆみちんさんもスタッフをされていたので、事前に控室で会えました。)ゆみちんさんと実際に会うのは初めてだったのに、全然そんな気がしなくて、もうずっと前から知っているような感じで、すごく”近さ”を感じました。
セミナーが「つなぎ目」だけど、会うべくして会った、そう思っています。
ももねさんの「出会いを待っているだけの人にいい出会いはない。積極的に会いに行くことでいい出会いがある」の記事にも、非常に共感。やっぱり、「行動」なんですよ。
私はセミナーと懇親会で、人と人のつなぎ目を作ろうと思って行動したけれど、なんのことはない、私もまわりの人たちに、たくさんのつなぎ目を作ってもらっていました。それも、この日一日に限った話ではなく、今までたくさんの人がたくさんの「つなぎ目」を私に作ってくれていたんだなぁと、しみじみありがたく思いました。
こうした「つなぎ目」や「個々が自立しているからこそ、フリーランス同士のつながりはおもしろい!」ということを、改めて強く感じることができた今回のセミナー。
このセミナーが、”接続”をするための道具であるplug(プラグ)という名前の場所で開催されたことは、単なる偶然とは思えなかったりします。
セミナー参加者の参加レポ
セミナー参加者が公開している参加レポートを一部紹介します。
10年先も生き残るためのアドセンス戦略セミナー2016感想(Kohsukeさん)
10年先も生き残るためのアドセンス戦略セミナーに参加して(Haruさん)
10年先も生き残るためのアドセンス戦略セミナーに行ったよ♪ (よしたけさん)
10年先も生き残るためのアドセンス戦略セミナーの感想(ランボーさん)
守銭奴的ねーやんの神戸遠征(ねーやんさん)
人生初のブログセミナーへの参加は反省and反省(三十路男さん)
南のレッサーパンダ主催「10年先も生き残るためのアドセンス戦略セミナー」を聞きに神戸まで行ってきた(鈴木こあらさん)
1泊旅行をヴェラブラッドリーキャリーバッグで神戸アドセンスセミナー参加 (melonさん)
セミナーで登壇してきました(1年ぶり2回目)(a-kiさん)
最後になりましたが、セミナーの講師をしてくださったa-kiさん、石田さん、そして、講師&主催をしてくださったのんくらさん、本当にありがとうございました。
受け取ったものをしっかり自分の今後に生かし、そして次へとつなげていきます。