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【ゴルフ】

松山は1オーバー発進

2016年7月15日 紙面から

第1ラウンド、18番でバーディーを逃し、悔しがる松山英樹=ロイヤルトルーンGCで(共同)

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◇全英オープン<第1日>

 ▽14日▽英国(スコットランド)・トルーン、ロイヤルトルーンGC(7190ヤード、パー71)▽賞金総額650万ポンド(約9億1000万円)▽優勝117万5000ポンド(1億6450万円)▽156選手(うちアマ2人、予定)

 【トルーン(英国)堤誠人】メジャー大会初制覇を目指す世界ランキング17位の松山英樹(24)=レクサス=は、後半にスコアを伸ばせず1オーバーで初日を終えた。地元出身で人気が高い同4位のロリー・マキロイ(英国)、マスターズで通算2勝を挙げている同5位のバッバ・ワトソン(米国)と同組でラウンド。前半は3バーディー、1ボギーでスコアを2つ伸ばしたものの、後半は3ボギーと伸ばせなかった。日本ツアーで2連勝中の谷原秀人(37)=国際スポーツ振興協会=も1オーバー。今平周吾(23)は3アンダー、市原弘大(34)は2アンダーと好スタートを切った。

 柔らかい日差しが降り注ぎ、ほとんど風もない絶好のコンディション。大物の2選手と回った松山は、グリーン上で苦しんだ。

 3番パー4ではピンの左奥に2オンしたものの、約3メートルのバーディーパットが入らずパー。5番パー3では2メートルほどのパーパットを外した。18番でもバーディーパットが惜しくも入らず「パッティングをもう少し何とかしないと」と、厳しい表情で不完全燃焼の一日を振り返った。

 前半はショットが好調だった。367ヤードと短い1番パー4では約330ヤードのティーショットをグリーン近くまで運び、第2打をピンから1メートル弱につけてバーディー。4番パー5では2オンに成功し、楽々と2つ目のバーディーを奪った。

 だが、後半はショットの精度が落ちた。悔やまれるのは17番パー3。ティーショットをグリーン左のラフに打ち込み、第2打が一度はグリーンに乗ったものの勢いが止まらずに逆側へ転がり落ちた。痛恨のボギーでオーバーパーとなってしまった。

 「調子は悪くないと思うが、もうちょっと(スコアを)伸ばさないといけない。練習してまた立て直したい」

 練習ラウンドで警戒を強めていた風とバンカーへの対応はまずまずだった。2番パー4と16番パー5では、ともに第2打をグリーン手前のバンカーに打ち込みながらパーをセーブ。「(追い風と向かい風の)どちらが吹いても難しい」と話していた8番パー3もパーでまとめた。

 第2日以降の巻き返しには、パッティングの状態を上げ、スコアを崩した後半を立て直すことが不可欠。「今の感じだと良くない。回りやすいコースなので何とかしたい」と、危機感は本人が最も強く感じている。

 

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