2倍化ライン
最も基本的な鉱石2倍化処理の例。
濃縮室(Enrichment Chamber)に鉱石を入れると、鉱石の粉(Dust)2つに分解できる。粉はそれ自体にも用途があるし、
かまどや電動精錬機(Energized Smelter)で焼けばインゴットになる。
Mekanismでは機械自体に搬入面、搬出面、完成品の自動搬出などを設定できる機能があるため、余計なアイテム搬送パイプは必要ない。
この図では濃縮室の上面を搬入、正面から見て右面を搬出、精錬機の左を搬入、右を搬出に設定している。
これで濃縮室から精錬機に自動でアイテムが受け渡されるので、ホッパーに入れておいた鉱石が自動で2倍化され、
インゴットになった完成品がチェストに入る自動処理ラインになっている。
3倍化ライン
2倍化ラインに加え、新たに電解分離機(Electrolytic Separator)、精製室(Purification Chamber)、粉砕機(Crusher)が必要。
図では電解分離機に水を送るのに電動ポンプを使っているが、水を入れられるなら他MODのポンプや水生成器でも可。
3倍化ラインの要点は、精製室で鉱石を3つの塊(Clumps)に分解する時に、副材料として
酸素ガス
の注入が必要なこと。
そのために電解分離器で水を水素と酸素に分解し、加圧チューブ(気体パイプ)で電解分離器と精製室を繋いでいる(図中央)。
電解分離器の正面から見て
左側(青いタンク)から水素
、
右側(赤いタンク)から酸素
が搬出可能なので、機械の向きに注意。
精製室で作られた鉱石の塊(Clumps)は、粉砕機で汚れた粉(Dirty Dust)に、濃縮室で洗浄されて粉(Dust)になる。
このラインで鉱石が増えるのは、精製室で3つの塊が作られる時であることに注意。
粉砕機や濃縮室は、そのままでは使い道のない塊をきれいな粉にする工程を担当する。
図では青タンク側に直接ポンプを隣接させているが、これでは水素を取り出すパイプが繋げないためあまり良くない。
また、水素はジェットパックの燃料に使えるので、ガスタンクを用意して保存しておくと便利。
4倍化ライン
3倍化ラインまでと比べると少々複雑になる。
鉱石を4倍化する化学注入室(Chemical Injection Chamber)、その副材料を精製する化学注入機(Chemical Infuser)、
さらに副材料の材料の材料である塩水(Brine)を精製するために塩分化プラント(Salination Plant)が必要になる。
塩分化プラントは複数のブロックからなる、いわゆるマルチブロック構造体。
構築方法は各機械の詳細解説を参照のこと。
4倍化プロセスの要点は、鉱石を4つの破片(Shard)に分解する化学注入室の動作に、
副材料として化学注入機で作られる
塩化水素
が必要になること。
塩化水素は塩素と水素を化学注入機に送り、それを化合させることで精製できる。
水素は水を電解分離器で分離すれば得られるし、3倍化ラインで使っていないかったので、それを利用すれば良い。
問題は塩素の方で、これは塩分化プラントで作られる塩水を電解分離器にかけて得なければならない。
結果的に2台の電解分離器と塩分化プラントが必須となり、特にマルチブロックであるプラントが結構な高コスト。
3倍化ラインまでと比べると構築コスト、稼働コストともに結構な勢いで跳ね上がるので、その点に留意しよう。
精製室より後の処理は3倍化ラインと同じ。
また、塩水からはナトリウムも得られるが、これの使い道は今のところ存在しない。
5倍化ライン
基本は4倍化ラインの発展形だが、フローチャートを見れば分かる通り、非常に複雑化している。
また、これまでは水から精製できる副材料で事足りたが、5倍化ラインでは火薬が必要。
相当量の火薬を硫黄に変換しなければならず、トラップタワー等がないと施設の継続的な稼働は難しい。
Mekanismには精製室に砂利→火打石、粉砕機に丸石→砂利、火打石→火薬の加工レシピが存在するので
設備と電力さえあれば丸石を火薬に変換することが可能なため、これで賄うこともできる。
詳しい構成は下のフローチャートを参照のこと。
※クリックで大きい画像を開きます。

実際の鉱石5倍化精錬ラインのサンプル。
簡略化のために水の搬入をポンプではなくEnderIOの水生成器で行っているのに注意。
一番左のチェストが火薬投入用、中央が鉱石投入用、右にインゴットが搬出される。
※クリックで大きい画像を開きます。

|