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公立陶生病院で耐性菌院内感染

07月20日 12時30分

公立陶生病院で耐性菌院内感染

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愛知県瀬戸市にある公立陶生病院で11人の入院患者から抗生物質がほとんど効かない耐性菌と呼ばれる細菌が検出され、病院は院内感染とみて感染の拡大を防ぐ対策を強化しています。
公立陶生病院によりますと、去年10月からことし6月までに呼吸器内科の病棟に入院していた11人の患者の便からCRE=「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌」が検出されたということです。
CREはほとんどの抗生物質が効かないため、患者の血液や肺などに入り感染症を起こすと治療が難しくなりますが11人はいずれも感染症を発症していないということです。
病院は検出されたCREを詳しく解析したところ、全員から同じタイプの遺伝子が検出されたため、医師や看護師の手などを介して院内感染で広がった可能性が高いとしています。
このため、病院は11人のうち、いまも入院している5人を個室に入ってもらって管理するなど感染が広がらないための対策を強化しています。

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