01
こ…これで…どうだ…！
アレンさん！危ない！
02
きゃあああああっ！

03
騎士さん！はやくアイツに止めを…は…はやく！
キシャアアアアア！！

04
姫さん…！姫さんしっかりしろ！う…嘘だろ…？息…してない！？
そんな…姫さん…！姫さん…！！
え…あ、そっか！《神秘の水》を使えば…もしかしたら！
05
姫さん…これで助かってくれよ…！



06
ん…私…一体…？
姫さん！
よ…よか…った…。
え…！アレンさん！しっかりして下さい！そんな…私の所為で…！！
07
違う…違うよ…。姫さんの…所為じゃない。これで…いいんだ…。
俺は…今まで…薬に縋る人の…気持ちを…利用して…アイツに殺させてたんだ…！
08
アイツと俺は繋がってる…アイツが死ねば…俺は、多分…本当に死ぬんだと思う…。
09
でも、もう…こんなことは終わらせなくちゃいけない…。だろ…？
そんなことありません！アレンさんは…アレンさんは…
10
例えもう人じゃなかったとしてもアレンさんはゴルディナの民です！
姫さん……気づいて……？
ゴルディナの民を救うことが王女たる私の使命です…！
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お願いです。私にあなたを救わせて…！
姫さん…。
そ、そうです《神秘の水》を使えば…！アレンさんだってきっと…！
そんな…！何も起こらないなんて…！どうして？
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ありがとう…姫さん…。大丈夫。姫さんの所為じゃないよ。俺には効果ないんだよ。
騎士さん。アイツはまだ生きてるよ…。騎士さん…頼むよ…！
13
へへ…。さすが騎士さん…。話が早いや…。

14
…ありがとう。


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グ…グギ…

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あ～あ、死んじゃった。あの男の子働き者だったから、ちょっぴり残念ね。
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でも、そろそろ飽きてきちゃったし～。他の子に入れ替えたかったのよね！
大きなコもだいぶ頑張ったんじゃないかしら？おかげでいいことが分かったわ。
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強い人間ほどいい材料になる…。これは間違いないわね。
さってと、じゃあ次の候補を探しに行こうかしら！
やっぱり人間と大きいコの組み合わせは使い勝手いいから次もそうしましょうっと！
今度はもっと強い子を探し出してあの騎士とやらを捕まえちゃおうかしら～！フフ！
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ぎゃあああああああ！



















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奇跡の万能薬…《神秘の水》。確かに私の命を救ってくれました。でも…どうして…。
…私を黄金像から元に戻すことができた、騎士様が使われても何も起きないなんて…。
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アレンさんは…きっと素晴らしい力を持った魔法使いだったんですね…
それに気づくこともできず…私は…。
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騎士様…アレンさんは…。アレンさんは救われたのでしょうか…？
ご、ごめんなさい騎士様！こんなこと聞かれても困ってしまいますよね…
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私…頑張ります。
アレンさんやお兄様の為にもゴルディナを元に戻す方法を必ず見つけて見せます。
騎士様。今度は元に戻った、美しいゴルディナにご招待します！
ですから…きっと…きっと、来てくださいね。


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