クリントン氏 副大統領候補選び大詰め

クリントン氏 副大統領候補選び大詰め
アメリカ大統領選挙に向けて、与党・民主党のクリントン前国務長官は、副大統領候補として名前が取りざたされている上院議員と共に集会を開くなど、今月下旬の党大会を前に副大統領候補選びが大詰めを迎えています。
ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けて、民主党の指名獲得を確実にしているクリントン前国務長官は14日、南部バージニア州で、副大統領候補として名前が取りざたされているケイン上院議員と共に集会を開きました。この中で2人は、野党・共和党のトランプ氏について、「大統領になれば、大惨事だ」などとそろって批判し、民主党への支持を訴えました。

ケイン氏は、知事や市長も歴任するなど行政経験が豊富なうえ、スペイン語に堪能でヒスパニック系の有権者の支持も期待できるとされています。また、クリントン氏がこの日に参加した別の集会には、民主党で若手のホープとされるヒスパニック系のカストロ住宅都市開発長官が出席し、支持者からは副大統領候補に推す声が聞かれました。

このほか、クリントン氏の副大統領候補としては、リベラル層に人気があるウォーレン上院議員や、ヒスパニック系のペレス労働長官、それに、元海軍大将のスタブリディス氏らの名前も挙がっていて、正式に指名される今月下旬の党大会を前に副大統領候補選びが大詰めを迎えています。