最近、頭痛外来が注目されてるそうです。
頭痛外来がある病院はどこか。
どの科に相談すれば頭痛を診てくれるのか。
ネット上に体験談や口コミ、病院の評判が増えたことで
受診しやすくなったというのが一般的な見方です。
頭痛外来って何するの?
頭痛外来では、先ず
頭痛の状況や経過を詳しく聞きます。
これを病歴の聴取といいます。
次に、神経学的な診察、
つまり、脳や神経の機能評価を行い、
必要があれば他の検査を実施します。
病歴と診察、検査の結果を総合して、
頭痛のタイプや原因を診断し、
適切な治療を行うワケです。
頭痛外来の診療にあたる医師の専門分野は
実は多様で、神経内科、脳神経外科から
内科、精神科、ペインクリニックなど多岐にわたります。
頭痛外来をやってるクリニックも沢山ありますが
病院に開設された頭痛センターや頭痛外来では、
CTやMRIのほか、脳波、大脳誘発電位、
SPECT(脳血流検査)など最新の医療機器を備えてるので
より精密な検査を受けることが可能です。
重度の頭痛の場合は、クリニックより
大きな病院の方がオススメです。
もし、頭痛で悩むことがこの先あれば
薬でも一向に回復しないのであれば
くも膜下出血などの
命に関わる病気の可能性もあるので
一度、頭痛外来を受診して、
専門の医師に相談することをお勧めします。
頭痛外来の一般的な流れ
各々のクリニックや病院によって
システムは異なりますが、
代表的なパターンだと、
だいたい問診票から始まります。
最初に、受付で頭痛があるので
診察を受けたい旨を伝えます。
もし、受付の時点で
激しい頭痛が起きてる場合や、
今回が初めての
ひどい頭痛である場合などは、
そのことも忘れずに伝えると
良いですよ。
酷い頭痛の場合は、ほとんどの病院で、
直ぐに救急的な対処をしてくれると思います。
それほどひどい頭痛がなくて通常の状態であれば、
申込書を記入して診察を待ちます。
問診票を渡されたり、看護師や病歴士にこ
れまでの経緯を質問される場合もあります。
その後、医師が、問診票や、
事前に聴取した病歴に目を通したあと、
頭痛について質問します。
多くの頭痛専門医は「どのような頭痛ですか?」とか、
「今日はどうされましたか?」というように、
患者さんに自由に話していただく質問から始めます。
問診票と事前の病歴から、頭痛の診断名について
専門医はおよその見当をつけています。
そのうえで、患者さんのお話を聞いて、
方向が間違っていないことを確かめます。
次に神経学的な診察があると思います。
目の動きを調べたり、手足の麻布押やしびれなどを
臆反射検査などの専門的な方法で調べます。
専門医はこの診察をすれば、
脳のどこに障害がおこっているのか、
あるいはあまり問題ないのかがわかります。
症状、病歴と、神経学的診察の結果を総合して診断するのです。
必要があれば、画像検査や血液検査を追加します。
そして医師は、頭痛に関する診断結果と
治療方針を話してくれるはずです。