蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】内海、3回途中で5失点KO 巨人の借金ターン確定2016年7月13日 紙面から ◇広島13−3巨人広島が今季最多の19安打で13点を奪い、4連勝した。2回に新井のソロで同点とし、3回に新井、鈴木、下水流の3連打などで4点を勝ち越し。5回にも新井の10号2ランなどで7点を挙げた。野村は11勝目。巨人は3連勝で止まった。 ◇ これでは「メークドラマ」の再現なんて夢物語だ。3連勝で敵地に乗り込んだ巨人が無残な大敗を喫した。投手陣が広島攻撃陣の砲火を浴び、被安打19、失点13は今季ワースト。2年連続の借金ターンが確定し、首位とのゲーム差は今季最大の11に開いた。 「打たれすぎとしか言いようがない。これだけ点を取られたら勝負にならない」。普段よりも早口の弁に、高橋監督の怒りがにじむ。先発の内海が今季最短の2イニング1/3でKO。追い上げた後に投入した今村は7失点の大炎上。現状の力の差を見せつけられた。 11・5差を逆転した96年は広島戦がドラマの序章だった。その微かな希望も打ち砕かれるような負けっぷり。前半戦は残り1戦。相手が金字塔に王手の黒田でも、これ以上は…。「今日だって負けられなかったけど、負けてしまった。でも、次(13日)は次で勝たなくちゃいけない」 指揮官のじくじたる思いが、言葉の端々に染み出る。巨人の借金ターンからの逆転優勝は73年の1度しかない。今年のドラマをハッピーエンドにするには、かなり無理な筋書きの変更が必要そうだ。 (井上学) PR情報
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