蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】阿部、村田が阻止弾 巨人、借金1で前半戦終了2016年7月14日 紙面から
◇巨人6−0広島空気を読んでいないと言われようが関係ない。由伸巨人が完全アウェーのマツダで黒田の金字塔を阻止した。10安打を浴びせ、6点を奪取。立役者は阿部だ。先制の5号ソロを含む2安打2打点。前夜に屈辱的大敗を喫した広島に雪辱し、気分よく前半戦を締めた。 直接対決で連敗しては「メークドラマ」の再現を語る資格はない。その決意が、バットに乗り移った。2回だ。阿部が黒田の初球の142キロを捉えた。低い弾道で右中間席に一直線。「(観客席が)シーンとしていたね」。ベテランはその余韻を味わい、ダイヤモンドを1周した。 6回には渋く追加点。2死三塁で一塁線への打球は、新井がバウンドを合わせ損ねて適時打に。「いい当たりではなかったけど、あれは大きかった」。修羅場をくぐり抜けてきた男が、きっちりと首位をたたいた。 歴史的瞬間を期待するコイ党が集結する異様な空気の中で、投打がかみ合う快勝。高橋監督は「慎之助の本塁打で雰囲気が少し変わったかな」と頬を緩めた。 新体制で迎えたシーズンは借金1の2位で前半戦を折り返し、広島とは10差。この白星を栄養にして、球宴明けに怒濤(どとう)の巻き返しに転じる。 (井上学) PR情報
|