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【プロ野球】

きょうオールスター第1戦 打者・大谷は一発狙う

2016年7月15日 紙面から

博多に到着した日本ハム・大谷=博多駅で(田中太一撮影)

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 プロ野球マツダオールスターゲーム2016は15日、ヤフオクドームで第1戦(午後7時開始)が行われる。投手として選出された日本ハム・大谷翔平投手(22)は、右手中指のまめの影響で登板を回避し、野手で出場。真夏の祭典を前に堂々の一発狙いをブチ上げた。また大谷と同学年の広島・鈴木誠也外野手(21)も“神ってる”一打を宣言。なお、全セは巨人・菅野智之投手(26)、全パはソフトバンク・和田毅投手(35)が先発する。

 超速球の代わりに超驚弾で魅せる。日本ハム・大谷が14日、球宴出場のため第1戦が行われる福岡入り。右手中指負傷で投手ではなく野手での出場となるが、夢舞台で豪快弾をファンに届けると誓った。

 大谷は10日のロッテ戦に先発した際、右手中指のマメをつぶして降板。球宴ファン投票では先発投手部門で選出されていたが、投手での出場が困難となっていた。ただ、“二刀流”として野手では前半戦で10本塁打を記録。球宴の本塁打競争でもファン投票で選出されていることもあり、12球団の了承を得て野手出場が認められた。

 「当初の予定とは変わってしまい、申し訳なさを感じています。しっかり盛り上げられればと思います」。報道陣に囲まれると大谷は真剣なまなざしで、そう答えた。

 ファンが待ち望んでいたのは、日本球界最速となる164キロの実現。だが、代わりに大谷は持ち前の打棒でファンを沸かせるつもりだ。本塁打競争でも「出るからには優勝? そうですね」と意気込む。それだけではない。試合でも「(相手投手は)真っすぐで来ると思うので、大きいのを狙うにはしっかり振っていかないと。勝負ですし、そうじゃないと性に合わない」と語気を強めた。160キロ超えの直球は見られないが、160メートル超えの一撃に大いに期待は膨らむ。 (中田康博)

 

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