都心のビジネス街に高級旅館がオープン

日本を訪れる外国人旅行者が急増し、宿泊施設が不足するなか、日本を代表するビジネス街、東京・大手町に20日、新たに高級旅館がオープンしました。
この旅館は、全国の観光地で高級旅館などを展開する星野リゾートが、大手企業などが集まる日本を代表するビジネス街、東京・大手町に新たに建設された18階建てのビルに入居する形で開業しました。
旅館は客室84室がすべて和室で、地下1500メートルから採掘された温泉の施設を備え、1階の玄関で靴を脱ぎ、客室まで畳の床を歩くスタイルとするなど、洋式のホテルが多い都心では珍しい日本旅館としてのデザインや接客が特徴となっています。
日本を訪れる外国人旅行者やビジネス客をターゲットにしていて、宿泊料金は1泊1室7万8000円からとなっており、最も高い部屋は10万円を超えるということです。
東京の都心では今月27日に、プリンスホテルが、かつて「赤プリ」の愛称で親しまれたホテルの跡地に新しいホテルが開業するほか、ホテルオークラ東京も3年後の開業を目指して施設の一部の建て替え工事を進めており、外国人旅行者の急増で宿泊施設が不足するなか、4年後の東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、高級ホテルなどの開業や建設が相次いでいます。