トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

平成の満塁男・橋本が4打点の大暴れ 巨人3連勝で貯金1

2016年7月20日 紙面から

阪神−巨人 3回表2死満塁、橋本到が右翼線へ2打席連続の2点二塁打を放つ=甲子園球場で(千葉一成撮影)

写真

◇巨人6−1阪神

 巨人が3連勝で6月10日以来の貯金1とした。内海が7イニング1失点、6連続を含む11奪三振の力投で5勝目。打線は橋本到の2本の2点二塁打などで序盤に6点を奪った。阪神は能見が3回途中で降板。打線もつながらなかった。

 暑気払いの快勝だ。先制攻撃で3回までに6点のリードを奪った巨人が難なく逃げ切り、球宴を挟んで3連勝を飾った。弱り目の虎を容赦なく痛めつけ、25年ぶりの甲子園5連勝。6月10日以来39日ぶりとなる貯金生活に戻った。

 梅雨が明けた関西で球宴明けを連勝発進。高橋監督が目を細める。「内海に良い援護をしてあげることができた。得点圏で、それぞれが良い安打を打ってくれた」。必要な場面で2点二塁打が3本。序盤で効果的に得点を重ね、左うちわの展開に持ち込んだ。

 2回と3回にいずれも2死満塁で右翼線にはじき返した橋本到はプロ初の4打点。交流戦の途中からスタメンで起用され、満塁では5打数4安打の7打点と荒稼ぎする『平成の満塁男』は「満塁で打つのと打たないのでは、チームの雰囲気も違う」と胸を張った。

 6四球と乱れた虎投に助けられた面もあるとはいえ、相手が見せたスキを逃さなかったことは間違いない。甲子園での5連勝(1引き分け)は、7連勝した1991年以来。何かの吉兆かと思いきや、広島が最後に優勝したシーズンに重なった。

 今季も広島は強い。なかなか負けてくれず、10差が縮まらない。「それを求めてもね。自分たちが勝たないと話にならない。まだまだ追いかけるチームは遠くにいる。日々、1つずつ勝っていくしかない」と指揮官。まずは貯金を増やし、コイとの一騎打ちに持ち込むことだ。 (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ