米国などで大ブームを巻き起こしているスマートフォン(スマホ)ゲーム「ポケモンGO」の日本での配信が近く始まる。日本マクドナルドの店舗ではユーザーがアイテムを獲得できるサービスを提供する。日本での同ゲームの配信開始にあわせ、早ければ21日(日本時間)にも発表される可能性がある。
ポケモンGOは米ゲームベンチャーのナイアンティックと任天堂、ゲーム企画会社のポケモンが共同で開発。スマホの全地球測位システム(GPS)の位置情報を使い、街中に出没するモンスターを捕まえたり、戦わせたりして遊ぶ。
今月6日に米国、オーストラリア、ニュージーランドの3カ国で配信を開始した。現在は欧州やカナダなど30カ国以上で提供しているが、日本ではまだ配信が始まっていない。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は19日、日本での配信が20日にも始まると報じた。
日本マクドナルドの店舗ではゲーム内で使えるアイテムをもらえたり、他の人と対戦したりできるようにする。こうしたサービスを現実の店舗でポケモンGOのユーザー向けに提供するのは世界で初めてとみられる。日本マクドナルドにとっても客数が増える効果が見込める。
ポケモンGOは米国でスマホゲームの利用者数ランキングで歴代首位に浮上。米調査会社によると、米国での1日あたりの利用者数が2000万人を超えるなど、社会現象になっている。日本でも早期の配信を待ち望む声が高まっている。