今回ご紹介するのは7月11日にSteamおよびitch.ioにて配信が開始された、韓国のインディー開発者SOMI氏手がける新作アドベンチャーゲーム『Replica』です。
本作はテロ事件の発生によって警戒が強化され、政府が個人の移動記録や携帯電話使用などを監視するようになってしまったとある国が舞台。プレイヤーはテロ容疑をかけられた人物の携帯電話(スマートフォン)を調べるよう政府に強要されており、その中にあるアプリやソーシャルメディアの記録からテロの証拠を見つけ出さなければなりません。
容疑者の携帯電話
ゲーム開始直後最初の謎解き
ホーム画面
ゲーム進め方は過去にご紹介した『Please, Don't Touch Anything』に似ており、電話帳やチャットアプリ、カメラロールなど、あちこちに散りばめられたヒントをもとに重要情報を導き出していきます。操作は基本的にクリックのみとなっています。また、時折かかってくる電話を受けたり、逆にこちらからどこかに電話をかけることも可能です。
おや? 誰からだろう
状況を説明される
場合によってはアプリをダウンロード
『Replica』は“インタラクティブ小説ゲーム”と表現されているように、ストーリーも魅力の1つです。携帯電話の記録や複数の人物とのやり取りによって、少しずつ明らかになるテロの「事実」と容疑者の人物像。本作には12の異なるエンディングが用意されており、プレイの進め方によっては「真実」にたどり着くことがあるかもしれません。
証拠の見つけ方
“Facebook”風のSNS“Like”
撮影された写真にもヒントが
テロリズム、政府による監視、ネットワーク社会といった、様々なものへの不安と恐怖を感じさせる『Replica』(ある実在事件への批判も含まれているようにも思います)。小粒な作品ではありますが、日本語対応に加えて価格は298円と非常にお手頃なので、機会があれば読者の皆様も是非体験してみてください。
よくできてた。
手のひらのスマートフォンに簡単に情報が集約でき(てしまう)ようになった一方、
手のひらからこぼれてしまう膨大な事柄はかえって意識されなくなっていく…ということを突きまくってた。
「テロ容疑者」の「攻略」の「カギ」が見つかった! と喜ぶこと自体が
実は危険では…と思わせる佳作。買おう
気になってたゲーム。こういうの好きよ。
RETSNOMは最近psstoreのインディーに出てたから買ったな。なかなかラジカルなゲームだった。同じ開発なのかな?