2013-01-30 18:36 | カテゴリ:健康
こんなニュースが。

『糖質制限ダイエット、長期は危険? 死亡率高まる恐れ

朝日新聞デジタル 1月27日(日)11時59分配信

【桜井林太郎】ご飯やパンなどの糖質を控える「糖質制限食(ダイエット)」を5年以上続けると、死亡率が高くなるかもしれないとする解析結果を、国立国際医療研究センター病院糖尿病・代謝・内分泌科の能登洋医長らが26日、米科学誌プロスワンで発表した。死亡率が高まる理由はよく分かっていない。

糖質制限食は「低炭水化物ダイエット」などとも呼ばれ、短期的には減量や血糖値の改善につながるという報告が出ているが、長く続けても安全かははっきりしていない。能登さんらは昨年9月12日までに発表された糖質制限食に関する492の医学論文から動物実験などを除き、人間での経過を5年以上追跡して死亡率などを調べた海外9論文を分析した。

対象は、とくに病気がない地域住民や医療スタッフら計約27万人。摂取した総カロリーに占める糖質の割合に応じて10のグループに分けた。』



ちょっと観点変えて、、

うどん大好きで、、炭水化物の摂取の多い県。うどん県。


交通事故死 ワースト1は香川県 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120104/dst12010420200017-n1.htm
香川県警は平成23年の県内の交通事故状況を発表した。死者数は前年比11人増の76人で、人口10万人当たりの死者数は7・63人(前年6・51人)と、全国ワースト1となった。県警は高齢者の事故防止対策などを推進する。


炭水化物の摂取で血圧の上昇降下で居眠り運転が多いのが原因かと、、思います。

そういう意味では、炭水化物偏重の食事は、健康問題の死亡に至る前に、交通事故と巻添え事故で死ぬ確率が高いたろうと、、、


こういう低糖質ダイエット叩きのニュースってのは、、

出る杭は打たれる現象だと、、、

「米が売れなくなる」、、ってのが一番の原因かもしれません。

「糖尿病患者が治ったら困る」とか、、

「糖尿病になる人が減る」ってのもありそうです。

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2399.html
ドクター江部の糖尿病徒然日記
この朝日新聞記事の、能登洋医長の論文は、中糖質群(糖質30~40%)と高糖質群(糖質60~70%)の比較研究です。
従いまして、スーパー糖質制限食(糖質12%)とは、何の関係もない論文です。
第47回日本成人病(生活習慣病)学会での能登先生の発表に関する日経メディカルの記事が、下記の緑字の文章です。朝日新聞よりかなり詳しいのでこちらも掲載します。
4コホート研究(6サブグループ)のメタアナリシス。
糖質の割合を高い(60~70%)群に対する低い(30~40%)群のリスク比。
メタアナリシスの、対象者は27万2216人(女性66%、追跡期間5~26年)。
総死亡数は1万5981人。
糖質の割合が低い(30~40%)群と高い(60~70%)群を比較した結果、
総死亡リスクは低糖質群で31%、有意に増加した。
結局、このメタアナリシスは、高糖質群(60~70%)と中糖質群(30~40%)の比較であり、糖質制限食(糖質12%)の群はどこにも登場しません。
中糖質群で、例えば2000kcal/日摂取したら、糖質は150~200g/日
1回の食事の糖質量は50~66gであり、追加インスリンの大量分泌が生じます。食後高血糖も生じます。
インスリンの過剰分泌に発ガンリスク、動脈硬化リスクがあることには、多くのエビデンスがあります。
そして食後高血糖にも発ガンリスク、動脈硬化リスクのエビデンスがあります。
すなわち中糖質食では、発ガンリスクや動脈硬化リスクは減らせないということが言えます。
スーパー糖質制限食(糖質12%)なら、インスリン過剰分泌と食後高血糖という明確な発ガンリスクと動脈硬化リスクが、ほとんど生じないという大きな利点があります。
結論としては中糖質群(30~40%)は高糖質群(60~70%)と比べて、総死亡率が優位に増加したという研究です。
中糖質群(30~40%)では、「インスリン過剰分泌」「食後高血糖」という発ガンリスク、動脈硬化リスクがあり、
そこに結果としてさらに高脂肪・高タンパク食を摂取するパターンは、総死亡率が上昇する可能性があるということになるでしょうか?
Drカルピンチョのご意見では、
『「中糖質食(30~40%)+高脂肪食」のパターンは「異所性脂肪沈着」を容易に生じて、それが総死亡率を上げる』とのことです。
http://低糖質.com/review/cat31/post_150.html
なかなか説得力のある仮説ですね。
こうなると、緩い糖質制限食(中糖質食)実践時には、脂肪の取り過ぎに注意が必要かもしれませんね。
スーパー糖質制限食なら、そのような心配はまったく無用です。
江部康二


色々調べてみましょう。

理論すり替えのネガティブキャンペーンが出るってのは、、

解りやすい現象です。


とりあえずこの辺で。



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