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介護殺人で被告の妻が自殺か

07月13日 09時53分

介護殺人で被告の妻が自殺か

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ことし1月、岐阜市の住宅で介護していた85歳の夫を殺害したとして殺人の罪に問われていた78歳の妻が、6月、愛知県の駅で列車にはねられて死亡し、裁判の手続きが打ち切られていたことが、裁判所などへの取材でわかりました。警察は、自殺とみています。
死亡したのは愛知県一宮市の無職、林多美子被告(78)です。
林被告は、ことし1月、当時住んでいた岐阜市三田洞の住宅の浴室で夫の友男さん(当時85)を浴槽に沈めて殺害したとして逮捕されました。
林被告は足の不自由だった夫を1人で介護していたということで無理心中を図ったとみられています。
検察は精神鑑定の結果、刑事責任を問えると判断し、ことし4月、林被告を殺人の罪で起訴しました。
捜査関係者によりますと、林被告は病気の治療のため保釈が認められましたが、6月21日、一宮市にある名鉄の駅の構内で線路の上を歩いているところを列車にはねられて死亡し、警察は自殺とみています。
岐阜地方裁判所によりますと、すでに裁判員裁判に向けた手続きが始まっていましたが、被告が死亡したため、7月1日付けで裁判の手続きを打ち切る公訴棄却の決定を出したということです。

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