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 JR三江線の存廃問題で沿線6市町長らでつくる「三江線改良利用促進期成同盟会」は18日、島根県美郷町で臨時総会を開き、JR線としての存続を求めてJR西日本に改めて要請することを決めた。盆までに大阪市の本社を訪れ、6月に就任した来島達夫社長に直接要請する方針。

 同盟会は代替の新交通プランとしてバスと鉄道との比較検討をしてきたが、景山良材会長(美郷町長)は総会後の記者会見で「住民の皆さんは存続を求める意見が非常に強い」と語った。要請後、各市町で住民説明会を開くという。同盟会は昨年11月にもJR西日本の当時の社長に存続を要望していた。

 島根、広島両県選出の国会議員にも要請し、支援を求めることも決めた。増田和俊副会長(広島県三次市長)は「存続に向けた努力が我々にとっては重要と思っている」と述べた。(礒部修作)