米 共和党大会 トランプ氏を大統領候補に正式指名へ

米 共和党大会 トランプ氏を大統領候補に正式指名へ
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アメリカ大統領選挙で政権奪還を目指す共和党の全国党大会は2日目の19日、全米各州から参加した代議員による指名投票が行われ、トランプ氏が党の大統領候補に正式に指名されることになっています。
アメリカ中西部オハイオ州で開かれている共和党の党大会は2日目の19日、日本時間の20日午前6時半から大統領候補を正式に指名する投票が行われています。
投票は議長役を務めるライアン下院議長の開始宣言を受けて州ごとに各候補の獲得代議員数を発表する形で行われ、事前の予備選挙で過半数の代議員を獲得しているトランプ氏が党の大統領候補に、その後、トランプ氏によって選ばれたインディアナ州のペンス知事が副大統領候補に正式に指名されることになっています。
共和党は11月の大統領選挙での政権奪還に向け、トランプ氏の掲げる「アメリカを再び偉大にする」をテーマに、従来の支持層以外にも浸透するトランプ氏の勢いをかって支持の拡大をは図りたい考えです。
一方で、党内ではトランプ氏に反発する主流派との亀裂を抱えていて、党大会初日に採択された事実上の公約、政策綱領ではメキシコとの国境に壁を築くなどとするトランプ氏の主張が盛り込まれる一方、共和党の伝統的な保守主義の思想も強調され双方の主張を考慮した内容となっています。
2日目は正副大統領候補を指名したあと、主流派の中でトランプ氏を支持する有力者やトランプ氏の家族らが演説し、民主党のクリントン前国務長官との本選挙に向けて結束を呼びかけることにしています。