記者会見場を後にするソフトバンクグループの孫正義社長=18日、ロンドン(ブルームバーグ)【拡大】
英半導体設計大手アーム・ホールディングスの買収を発表した記者会見で、ソフトバンクグループの孫正義社長は興奮した様子で、買収の意義などを語った。主なやり取りは以下の通り。
--欧州連合(EU)離脱派が勝利した英国民投票(ブレグジット)後、英通貨のポンド安が続いている。投資に影響はあったか
「今回の買収でブレグジットは0.1%も頭になかった。ブレグジットでポンド安になっているが、アームの株価はポンドで15%も値上がりしており、為替によるポンド安と株価の値上がりをみてみるとフラットだ」
--買収金額が高すぎるのでは
「3兆3000億円というのは、ソフトバンクの歴史では高い金額だ。ただ、これからの(アーム・ホールディングスの)将来余力から言えば、5、10年後に振り返ってみて、非常に安く買えたと理解してもらえるのではないか。10年前にボーダフォン日本法人を買ったときも当時は高いといわれた」
--社内でアーム・ホールディングス買収に反対はなかったか