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英半導体を3兆円超で買収 ソフトバンク、スマホ強化 過去最大規模
ソフトバンクグループは18日、英半導体開発大手のARMホールディングスを約3兆3千億円で買収することで合意したと発表した。スマートフォン事業の強化を目指す。日本企業による海外での買収では過去最大規模になるとみられる。
ARMの株式時価総額は220億ドル(約2兆3千億円)程度。6月の英国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利して以降、英国企業が絡む初の大型買収になる可能性があるという。
ARMは製造販売を手掛けず、半導体の知的所有権をライセンス供与している。スマートフォン分野に強みを持つ。
ソフトバンクはこれまで、米携帯大手のスプリントを傘下に収めるなど、積極的な企業買収で業容を拡大してきた。人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を販売するなど、ロボット事業も強化している。(共同)