以前から何度か書いていますが、私は自分一人で生きていくのに飽きて暇潰しのために結婚して子どもを持ちました。子育ては映画やゲームと比較しても最高に面白い類のエンタメとして楽しんでいます。
私にとって育児はこれ以上ないくらい真剣に取り組めるエンターテイメントだし、出来ることならどんな親にとってもエンターテイメントであるべきなのではないか。
— しんざき (@shinzaki) 2016年7月19日
※同じような発想のしんざきさん
ただ、私が楽しめているのはこのエンタメを無理なくプレイできているからと考えています。連休中にパートナーとも話していたんですが、私が子育てというエンタメを楽しめている背景には、
- (今の人数の子どもを育てる分には)仕事の時間が短い、融通が効く
- (今の人数の子どもを育てる分には)お金に余裕がある
- (今の人数の子どもを育てる分には)夫婦で上手く家事育児の分担ができている
- 二世帯住宅であり、いざとなれば義理の両親に育児を頼ることができる
- (育児の)プレイヤースキルがもともと高い
- 健康である
というところがある。
子どもにはそれなりになかなか対処が難しい個性がありますが、こういう環境が揃っているので、レベルを使いつつ対処しています。環境が満たされていないときもたまにあり、そういうときは楽しいだけじゃありません。楽しくないと嫌なので難易度が極端に高くなりすぎない工夫もしました。
逆に、育児というゲームの難易度を上げるのは、
- 子どもに(親の対処が難しい)個性がある
- (その人数の子どもを育てる分には)時間的余裕がない
- (その人数の子どもを育てる分には)お金に余裕がない
- (その人数の子どもを育てる分には)夫婦で育児の分担ができない、他に頼れる人もいない
- (育児の)プレイヤースキルが低い
- 健康でない
こんなところになりますかね。
どんな面白い映画やゲームや漫画でも消費するのを強制されればつまらないものですし、時間やお金の余裕がないとそもそも体験することもできない。もちろん、合う合わないもある。
私自信は楽しく育児というエンタメを楽しくプレイしているので、できるだけ他の人にも楽しくプレイしてほしいなと考えています。面白い漫画や映画を紹介するのと同じところはあるものの、環境や条件が非常に重要と考えているので、
- 個性のある子どもの扱い方 ⇛ 子供にトイレ、歯磨き、箸、片付け、掃除、模倣、じゃんけん、なわとび、買い物を無理なく学習させるABAプログラムのお勧めの本、「石売りをやってほしい」
- 時間的余裕がない ⇛ 妊娠前から始める人もいる保活のまとめ
- お金に余裕がない ⇛ お金に困らない生活をするために気をつけていること、気をつけないようにしていること、比較的難易度の低い、一般的な節税方法8つ、なぜ、お金をかけないで子どもに学力を身に付けさせたいか
- 夫婦で育児の分担ができない・育児のプレイヤースキルの高め方 ⇛ 家事分担について我が家でしていること、他人の・自分の「ありのまま」を受け入れる、自己肯定感の低さへの対処法
- 健康でない ⇛ 子どもが産まれて悩みが多い人にお勧めの『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』
こんな感じの対策めいたことをブログでは書いています。お金があれば育児上での解決できる問題は多いため、特に育児とお金、結婚とお金に絡んだ記事は多いですね。
結婚・子育てをメリット・デメリットで考える事 ~家族から得られるもの、家族がいて失うもの~
また、育児は一度プレイし始めると簡単に止められません。だから、プレイする前の人、プレイ中の人それぞれが楽しめる話を書くように心がけています。
なお、子育ての難易度をクリアーできないぐらい上げる言説・慣習は好ましいと考えていませんし、
初心者でも分かるPTA ~マクロ編(全国組織、歴史、議論になる背景、地域差)~
初心者でも分かるPTA ~ミクロ編(目的、役員・委員の活動、不満、解決策)~
相変わらず子どもの犯罪被害・非行は少なくなっているし、犯罪不安も落ち着いてきている
「母は生後10月で離乳を強行した」(文藝春秋、神戸連続児童殺傷事件家裁審判「決定」全文より)
40代男性の母親に「本当に世間様をお騒がせして……」と言わせることを取材とする朝日新聞
そもそも育児をしたくてもできない人がいるのも知っており、
「不妊なら養子縁組すればいいじゃない?」という素朴な質問をしてみる前に見る図
子どもがいるのが、育児をするのが当たり前とも考えていません。
「安倍首相はお金もあるし、子どももいないから未来の景気なんてどうでもいい」
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※森戸やすみさんの本。赤子ならではの魅力はある