記者会見でアーム・ホールディングス買収について説明するソフトバンクの孫正義社長=18日、ロンドン(共同)
ソフトバンクグループの本社にあるロゴマーク=6月、東京(ロイター=共同) ソフトバンクグループは18日、英半導体開発大手アーム・ホールディングスを約240億ポンド(約3兆3千億円)で買収すると発表した。ソフトバンクは、多くの機器がネットを通じて相互につながる「モノのインターネット(IoT)」を今後の事業の柱に据えており、この分野の核となる半導体技術で高い競争力を持つアームを取り込んで成長を目指す。日本企業の海外買収案件としては過去最大級になる。
英国で記者会見した孫正義社長は「自動車や家電製品など全てのものがつながっていく。IoTには今後大きなチャンスが出てくる。将来を信じて投資したい」と買収の理由について説明した。