Technology
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<小型化・低電力化への需要取りこむ>
ソフトバンクは人工知能(AI)が人間の能力を超えるシンギュラリティ(特異点)に向けて、AIとスマートロボット、IoTの3領域が鍵を握ると判断。6月の株主総会でも2040年にはスマートロボット数は全人口を超える100億台、IoTデバイスは10兆台(1人当たり1000台超)になるとの予想を紹介し、この分野を強化する方針を示していた。
ARMはスマートフォン(スマホ)に強く、最新の技術は米アップルや韓国サムスン電子、中国の華為技術(ファーウェイ)が採用している。IoTの領域でも小型化・低消費電力への需要を背景に攻勢を強めている。
ソフトバンクをめぐっては、中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング株の一部やフィンランドのスマホ向けゲーム会社スーパーセル、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの売却などで2兆円に近い資金を手にしており、その使途をめぐっては大型買収の可能も取り沙汰されていた。
*内容を追加して再送します。
(志田義寧)
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