芥川賞に村田沙耶香の『コンビニ人間』!著者自身も未だにコンビニでバイトしていた!
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7月19日、村田沙耶香さんの著書『コンビニ人間』が第155回芥川賞(平成28年度上半期)に選出されました。
※東京・築地の料亭「新喜楽」で第155回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が行われ、芥川賞に村田沙耶香さん(36)の「コンビニ人間」(文学界6月号)が、直木三十五賞に荻原浩さん(60)の「海の見える理髪店」(集英社)が、選ばれました。村田さんは初ノミネートで、荻原さんは5回目のノミネートでの受賞。
賞の贈呈式は8月下旬に東京都内で行われる予定で、正賞の時計と副賞の賞金100万円が贈られます。
▼『コンビニ人間』概要
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本書は18年間、コンビニでアルバイトを続ける36歳の女性・古倉恵子が主人公。幼少期から死んだ小鳥を焼き鳥にして食べようとするなど、少し変わった子供であった。
18歳のとき、スマイルマート日色駅前店でアルバイトを始める。大学を卒業後も一般企業には就職せず、同窓生が仕事と家庭を持つ中で、日々コンビニ食を食べ、キレイなコンビニの中でマニュアル通りに単調に働く。普段、自分は周囲の人と違うと感じる恵子だが、詳細なマニュアルがあるコンビニで働くことで、世界と調和することができ、普通でいられる。
ある日、婚活目的の新入り男性・白羽の登場から物語は展開を見せる。
![578e669ac5bbe.jpg コンビニ人間](http://megalodon.jp/get_contents/284829154)
▼著者・村田さんは学生時代以来、未だにコンビニでバイトをしている
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4月29日、BSジャパンの文筆系トークバラエティ『ご本、出しときますね?』に出演した際に、
・今でも週3日、自身もコンビニでバイトを続けている
・レジ打ちをしているときに一番アイデアが浮かび、バイトをしていないと小説が書けない
・バイトをしている日以外は小説を書いていない
・2時から朝6時の時間で、小説を書き、その後8時から13時までコンビニで勤務後、帰宅してからまた執筆作業を行う
ことを明らかにしていました。
![578e660ea16cc.jpg 村田沙耶香](http://megalodon.jp/get_contents/284829156)
出典:twitter
『コンビニ人間』は、村田さん本人の経験が反映されている作品となっており、またその執筆活動にコンビニバイトが影響を与えていることが分かります。
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▼著者・村田さんが今後もコンビニで勤務するかは店長と相談
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19日に行われた受賞会見で、村田さんは、
「今日もコンビニで働いてきました。普段通り、忙しい日でした。」と話し、今後も勤務を続けるかという質問には「続けたいのですが、店長に相談したいと思います」と答えました。
▼『コンビニ人間』の主人公・古倉恵子=著者・村田さん?
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気になるのは『コンビニ人間』の主人公・古倉恵子と著者・村田さんがどこまで同じかということですね。
著書の中では、主人公・古倉恵子が普通とは違った人物として描かれ、また普通のコンビニ店員である同僚との感性の違いなども描写されています。
もちろん、著者自身が100%モデルになっているわけではないとは思いますが、少なくとも著者・村田さんの理解が深いコンビニという職場が小説の舞台となっていることが分かります。
受賞会見でも、「コンビニという場所は、小さい頃から不器用だった自分が初めて何かをまともに出来たところで、聖域です」と話していることから、村田さん自身コンビニでの勤務を通して得たものは少なくなかったのではないでしょう。
▼著書情報:村田沙耶香
![578e642300afb.png](http://megalodon.jp/get_contents/284829163)
1979年8月14日生まれ、千葉県印西市出身、玉川大文学部芸術学科芸術文化コース卒業。2003年「授乳」で2003年群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。2009年「ギンイロノウタ」で第31回野間文芸新人賞、2013年「しろいろの街の、その骨の体温の」で第26回三島由紀夫賞を受賞。その他の作品に「星が吸う水」、「タダイマトビラ」、「殺人出産」、「消滅世界」などがある。
参考:芥川賞の村田沙耶香氏、コンビニバイト週3回 今後は「店長と相談」 | ORICON STYLE
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