藤田祐幸さん(ふじた・ゆうこう=物理学者)が18日、がんで死去、73歳。葬儀は20日午後1時から長崎県西海市大瀬戸町雪浦下郷1217の真光寺で。喪主は妻弘子さん。

 元慶応大助教授で、脱原発を訴えた。86年に起きた旧ソ連のチェルノブイリ原発事故による放射能汚染の調査に携わった。03年のイラク戦争で米軍が使ったとみられる劣化ウラン弾による被曝(ひばく)の危険性を訴えた。07年に「全ての原発の風上に行こう」と神奈川県から長崎県西海市に移住していた。