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異世界温泉へようこそ! 作者:虹咲 春

第二章

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第十話 最後の足掻き

「俺がこの温泉作るのにどんだけ苦労したと思ってんだ!!」

 倒れ伏した坂東に向かって俺は叫んだ。

 返ってくる返答は、無い。

 暫しの間、ロビーは静寂に包まれた。

「あー、いい湯だった……って、おお!? 人が倒れてる!?」
「あっ……」

 入浴を終え、脱衣所から出てきた客の驚いた声に我に返った。

 ドバドバと噴出していたアドレナリンに冷や水をぶっかけられたような気分だ。

(俺は一体、なにをした?)

 改めて状況を見直す。

 狐に包まれたように呆然としているお客様方。

 ボロボロの布きれみたいになって気絶している坂東と三宅。

 この二人を、お客様方の前で完膚無きまでにボッコボコにしてしまった。

 なぜ俺にそんな力があるのか、という疑問よりも先に、お客様の前で理性を飛ばして暴れてしまった、という事実にサッと血の気が引いた。

「すみませんでした!!」

 突き動かされるように、俺はジャパニーズ土下座を敢行し大声で謝罪した。

 それはもう、魂の謝罪だった。

「無関係なお客様方の前でこのような騒ぎを起こしてしまい、本当に申し訳ありません!!」 

 罵倒覚悟だった。

 問題のある客にも冷静に対応するのがサービス業の基本なのに、明らかに俺はブチキレ上等の拳対応をしてしまった。

 オーナーとしてあるまじき行為だ。

 今回のこの一件が広まったら、店の信用も一気に落ちかねない。

 下手したらスタッフの心象も悪くなってしまう。

(どう皆に説明しよう、これ……)

 泣きそうになりながら必死に頭を回していると、

 パチ……パチ……。

「え……?」

 恐る恐る顔をあげると、信じられない光景を目にした。

 パチパチパチパチ!!

「えっ……えっ?」

 お客様たちが一斉に拍手をしていたのだ。

 ケビンやエイリを含めたスタッフ達までも。

「にいちゃんよくやった!!」 
「カッコよかったわよ!」
「さすがオーナー! 男の中の男だね!」

 拍手と共に浴びせられる歓声。

 その中には、俺に対する称賛で一杯だった。

(えっと……この状況は、うん?)

 よく状況を呑み込めてない頭を必死に回転させる。

 ……なんとなく、お客様たちの心境を理解した。

 迷惑な客二人が好き放題振る舞い、ほかの客に迷惑をかけ、挙句の果てには女性スタッフに絡んで性的な行為に及ぼうとしていた。

 その行為をオーナーが勇敢にもワンパンで阻止。

 その後、逆上したもう一人の客がオーナーに食って掛かった。

 オーナーも最初は攻撃を避けて穏便に解決しようとしたが、もう一人の客はスキルという危険極まりない力を使い始めた。

 他のお客様と店に危険が及んだため、オーナーはやむなく実力行使に踏み切った。

 なんと勇敢なオーナーなんだ!

 ……たぶんお客様の目にはそんなふうに映ったんだと思う。

 日本人からすれば考えられない見方だ。

 従業員が勝手に大喧嘩を始めた。いい迷惑だ。

 そう感じ取られるのが普通だろう

 彼ら異世界人達からすると、俺は店と女性スタッフ、そして他のお客様を身体を張って守ったヒーローのように見えているのだと思う。

(……全然そんなつもりはなかったんだけどな)

 最後の方とか、感情のままに坂東をボッコボコにしてしまったし。

 とはいえこの不幸中の幸いを活かさない手はない。

「あ、ありがとうございます!! そう言っていただけると助かります!」

 慣れない状況に内心あたふたしながらも必死に笑顔を作って、俺はひたすらお客様方に感謝の言葉を口にするのだった。


◇◇◇


 お客さんが憲兵を呼んでいるとの事だったので、今日の営業は早めの終了を迎えることとなった。

 これだけでかなりの損失になるが致し方がない。

 温泉を楽しみにしていたお客様方にせめてものお詫びとしてコーヒー牛乳を無料で配った。

 明日から通常に営業しますのでと言い加えて。  

「な、なんだこれは一体……!?」

 温泉に到着した二人の憲兵は、ボロボロになった二人の有様を見て言葉を失った。

 一人は下顎が潰れたトマトのようにメチャクチャで、歯を何本か床に落としている。

 もう一人は身体をくの字に曲げたまま血を吐き、呻いている。

 俺に向けられた憲兵の目が犯罪者を見るそれへと変貌した。

 しかし、スタッフと残ってくれた数名のお客様の証言によって、捕まえるべき相手はそこに転がっている二人だと理解したようだった。

 このままとんとん拍子で逮捕の流れになると思いきや、

「ちょっとまてよォおい!!」

 坂東がゾンビのように起き上がり、口から血を漏らしながら叫んだ。

 床が汚れるから喋らないでほしいんだが。

「俺は無実だァ!! そこの店員がいきなり俺達をボコボコにしてきたんだァ!!」

 なに意味不明な事言ってんだコイツ。

 でっち上げにもほどがあった。

「はいはいわかったわかった。続きは憲兵所で聞くから」

 さすがの憲兵も坂東の主張を信用するわけもなく、呆れ顔で連行しようとしていたが、

「てめェ俺にこんな事していいと思ってんのかァ!? 俺は勇者候補の一人だぞォ!?」

 坂東のその言葉に、憲兵がギョッとした。

 ニヤリと、坂東が口元を歪める。

「おら、連行できるもんなら連行しやがれよォ? 一方的にハメられた無罪の勇者候補をよォ?」

 コイツ心の底まで腐ってやがる。

「えっと、その……」

 坂東の主張が正しいわけ無い状況なのに、憲兵は一転して態度を変えた。

 王城に連絡を入れるか、どうするかと話し合う二人の憲兵。

 勇者候補、というワードを知らないスタッフ達は一様に状況が呑み込めず首を傾げている。

 事情を把握している俺は内心、このままではまずいと思った。

 坂東が勇者候補という上位の立場にいる以上、憲兵より発言力が上ということは明白。

 こんな腐った連中のバックにも、王城という権力がついているのだ。

 坂東はこの件を揉み消しにかかっている。

 最悪、俺にすべての罪を擦り付けられるかもしれない。

 そんなのは死んでも御免だ。

 なんとしても今この場で、悪いのは二人の方だということを明らかにしておかねばならないと思った。

 勇者候補には勇者候補(笑)を。

 一歩踏み出し、俺は坂東と対峙して口を開いた。

「なにデタラメ言ってんだ坂東」 
「アン?」

 完膚無きまでにボコされたにもかかわらず、坂東は変わらぬ敵愾心を宿した目で俺を睨み付けてくる。

「君と、そこに倒れている三宅がうちのスタッフにちょっかいかけて、挙句の果てには殴りかかってきたり、危ないスキルを使った。これが事実だろう?」

 危ないスキルを使った、の部分をあえて強調する。

 七瀬さんが言っていた。

スキルを使った犯罪行為は見つかったら即連行、監禁だと。

 坂東は一瞬言葉を詰まらせたが、すぐに言い返してきた。

「うるせェなァ!! デタラメ言ってんじゃねェーよォ!! 俺がスキルを使ったって証拠はあんのかよォ!?」

 その言葉に暫し黙考し始めた俺を見て、坂東は勝ち誇った笑みを浮かべてヒヒッと笑う。

「あるわけねェよなァ!? ここは異世界だもんなァ!? 監視カメラでもねェ限り、確かな証拠があるわけ……」
「ある」
「……あ?」

 今度は俺が笑う番だった。

「確かにこの世界には監視カメラは無いけど」

 ロビーの端の戸棚の上や、受付の机に設置しておいたあるモノを、俺は回収し、

「似たようなもんは、あるんだよ」

 昨日、坂東と三宅が通行人に絡んでいた場面を目撃した後に買ったシロモノ。

 薄い円柱型の、透き通った青色の魔法石を坂東に見せつけて、俺は勝ち誇った笑みを浮かべた。

「……なんだよ、それェ」
「『反射の魔法石』って言ってね。周りの状況を映像のように記録することができる魔法石なんだ」

 つまりこの石の中に、今日このロビーで起こったすべての事の顛末が記録されている。

 二人の不良がしでかした一部始終。

 そして、坂東が炎のスキルを使って俺に殴りかかってきた場面も。

 坂東は絶句していた。

 俺の言葉が意味していることに理解したようだ。

「バカなァ!! そんな非科学的な物があってたまるかァ!!」
「ここは剣と魔法の異世界だもんね? そんな非科学的な物があっても何ら不思議じゃないよね?」

 先ほどの坂東のセリフをニッコリと笑ってお返しする。

「クソッ!! こんなのありえねェ……!! 底辺の拓磨ごときにこの俺がァ!!」

 もはや弁解にもなっていない。

 悔しそうに表情を歪め、ギャーギャー喚く坂東を睨み付け、俺は言い放った。

「底辺はお前だろ」

 決定的な証拠を提示させられてしまっては、もはや言い逃れはできない。

 坂東は即、三宅と共に連行されていく運びとなった。 

チンピラざまぁ! 回これにて閉幕!

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