佐賀県のシステムに不正アクセスの疑い 少年を家裁送致

佐賀県のシステムに不正アクセスの疑い 少年を家裁送致
k10010597401_201607160500_201607160501.mp4
佐賀県の教育情報システムが不正にアクセスされ、生徒の個人情報が大量に漏えいした事件で、不正なアクセスをした疑いで逮捕された17歳の少年について、東京地方検察庁は15日、家庭裁判所に送りました。
この事件は、佐賀県の教育情報システムや県立高校の校内ネットワークが不正アクセスを受け、生徒の成績などの大量の個人情報が漏えいしたもので、警視庁は先月、佐賀市の17歳の少年を不正なアクセスをした疑いで逮捕しました。
この少年について、東京地方検察庁は15日、東京家庭裁判所に送りました。これを受けて東京家裁は、少年の審判を佐賀家庭裁判所に移送することを決めました。
警視庁のこれまでの調べで、少年のパソコンからはシステムや校内ネットワークから盗み出した疑いがある21万件のデータが見つかっていて、取得していた履歴などから、少年は少なくとも1年以上前から不正なアクセスを繰り返していたとみられるということです。
少年は中学校でいじめに遭い、その時の対応を巡って「教育機関や教員に対して恨みがあった」という趣旨の供述をしているということです。