IS系サイトが関与主張 影響力を誇大宣伝か
【カイロ秋山信一】ドイツ南部バイエルン州ビュルツブルク近郊を走る列車内で18日、男がナイフとおので乗客に切りつけ、3人が重傷、1人が軽傷を負った。男は列車から降りて逃走したが、警察官に射殺された。
過激派組織「イスラム国」(IS)の影響下にあるニュースサイト「アーマク通信」は19日、「実行したのはイスラム国の戦士だ」との犯行声明を出した。犯行の詳しい情報はなく、事件に便乗してISの影響力を誇大宣伝した可能性がある。
ロイター通信によると容疑者は17歳のアフガニスタン人。保護者がいない未成年の難民で、里親と共に現場近くで暮らしていたという。容疑者の自宅からは手書きしたISの旗が見つかった。