サハリンの窓枠メーカーが北海道に進出

サハリンの窓枠メーカーが北海道に進出
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ロシア極東サハリンの窓枠メーカーが札幌市の中心部にショールームを設け、北海道で販売に乗り出しました。サハリンの製造業の北海道進出はほとんど例がないということです。
北海道に進出したのはサハリンのユジノサハリンスクに本社を置く窓枠メーカーの「カールヴィ」で、19日、ロシアの総領事館や道の関係者らおよそ30人が出席して、札幌市中央区でショールームの開設式が行われました。

この中で、ウラジーミル・カラグラコフ社長が「力を合わせてこの世界を暖かくしましょう」とあいさつし、関係者とともにテープカットをしました。1998年に設立されたカールヴィは従業員250人余り。会社によりますと、断熱性や防音性の高い製品が強みで、最近のルーブル安によって日本製と変わらない値段で販売できるということです。カラグラコフ社長は「多くの日本の窓は断熱性の点で改善できると思う。日本で受け入れられるには時間がかかると思うが、最終的には消費者が判断してくれると思う」と意気込んでいました。

北海道によりますと、サハリンの製造業の道内進出はほとんど例がないということで、北海道国際課の篠原信之ロシア室長は「日ロの経済交流が一段階、上がることになる」と期待を寄せていました。