国民参加裁判の申請撤回=「慰安婦本」著者-韓国
【ソウル時事】韓国の学術書「帝国の慰安婦」の著者、朴裕河・世宗大教授が名誉毀損(きそん)罪に問われた裁判で、朴教授側は19日、一般国民が陪審員を務める国民参加裁判による審理の申請を撤回した。これにより、裁判は判事のみによる審理で行われることになり、次回公判は8月30日に決まった。
朴教授は記者団に対し、「最近、著書に関して一部知識人から不当な批判があり、報道されたため、国民の間に歪曲(わいきょく)された認識が広まった」と指摘、国民参加裁判ではむしろ不利になるという認識を示した。 【時事通信社】