給食費6400万円を職員が着服 神奈川・藤沢

給食費6400万円を職員が着服 神奈川・藤沢
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神奈川県藤沢市の教育委員会の職員が、小学校の給食費6400万円を着服していたことが分かり、市はこの職員を刑事告訴する方針です。
着服をしていたのは、藤沢市教育委員会の学校給食課に勤務する61歳の女性の職員です。
藤沢市によりますと、この職員は平成23年から25年にかけて、小学校の給食費を管理する銀行の口座から繰り返し現金を引き出し、合わせて6400万円を着服していたということです。職員は給食費の口座を1人で管理し、食材の納入業者に代金を支払う業務を担当していましたが、業者から市に代金の未払いの連絡があり、着服が明らかになったということです。
市の調査に対して着服の事実を認め、「外食や旅行代のほか、住宅ローンの返済などに充てた」と話しているということです。
藤沢市は詳しい経緯などについてさらに調査を進め、職員を処分するとともに警察に告訴する方針です。
藤沢市の鈴木恒夫市長は「市政への信頼を著しく失墜させ、大変申し訳ありません。再発防止に向けて職員の意識の向上に努めます」と話しています。