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【プロ野球】

新井も神ってる、サヨナラ弾 広島貯金20

2016年7月19日 紙面から

広島−中日 9回裏1死、新井(中)が右越えにサヨナラ本塁打を放ち手荒い祝福を受ける=マツダスタジアムで(黒田淳一撮影)

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◇広島3−2中日

 中日はミスからの失点で終盤7回に追いつかれ、サヨナラ負けした。最後は2−2で迎えた9回、2番手の祖父江が新井に右越えのサヨナラ11号ソロを浴びた。借金は今季最多の7に膨らんだ。広島は先発のジョンソンが7イニング2失点にまとめた。3番手の中崎が2勝目。貯金は20。

    ◇

 放り投げたバットがくるりと回って宙に舞った。広島・新井の打球は右翼席へ一直線。そのままスタンドへと飛び込んだ。同点の9回1死。「塁に出ようと思ってバッターボックスに入った」という新井のサヨナラ弾で勝負を決めた。

 阪神時代の2008年以来、自身3本目のサヨナラアーチだ。「本当にうれしいです! ありがとうございます!」。試合後のお立ち台で笑顔が満開だ。インタビュアーから「神ってる」と言われると「誠也さんのおかげですね」。元祖「神ってる」鈴木も、7回の同点犠飛でしっかりと勝利に貢献していた。

 新井は通算300本塁打にもあと「2」とした。ダイヤモンドを一周し終えると、ナインの手荒い祝福が待っていた。「日頃のお返し。みんなここぞとばかりに水を掛けてきた。みんな一生懸命で雰囲気もいい」と喜びをかみしめた。

 球宴明けの初戦を勝利で飾り、貯金は今季最多に並ぶ20。首位を走るチームにさらに勢いをつけそうな一撃に、緒方監督は「きょうは新井さん。いや、新井様になるのかな。すごいの一言」とうなった。

 もはや鈴木だけではない。「神ってる」カープが後半戦白星スタートを決めた。

 

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