安倍内閣「支持する」48% 「支持しない」36%

安倍内閣「支持する」48% 「支持しない」36%
NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、2週間前に行った調査より2ポイント上がって48%、「支持しない」と答えた人は、2週間前と変わらず36%でした。
NHKは今月16日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは1549人で、65%に当たる1003人から回答を得ました。

それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、2週間前に行った調査より2ポイント上がって48%でした。一方、「支持しない」と答えた人は、2週間前と変わらず36%でした。
支持する理由では、「他の内閣より良さそうだから」が43%、「実行力があるから」が18%、「支持する政党の内閣だから」が17%だったのに対し、支持しない理由では、「政策に期待が持てないから」が37%、「人柄が信頼できないから」が23%、「支持する政党の内閣でないから」が15%となっています。

6つの政策課題を挙げて、国が今最も力を入れて取り組むべきだと思うことを聞いたところ、「社会保障」が26%、「景気対策」が22%、「財政再建」、「子育て支援」、「格差の是正」が、それぞれ12%、「外交・安全保障」が10%でした。

今月10日に投票が行われた参議院選挙の結果に、満足しているかどうか尋ねたところ、「大いに満足している」が8%、「ある程度満足している」が43%、「あまり満足していない」が28%、「まったく満足していない」が16%でした。

今回の参議院選挙の結果、自民・公明の与党と憲法改正に前向きな勢力が合わせて、憲法改正の発議に必要な参議院全体の3分の2の議席を占めたことについて、よかったと思うか聞いたところ、「よかった」が27%、「よくなかった」が29%、「どちらともいえない」が37%でした。

今回の参議院選挙では、民進・共産・社民・生活の野党4党が連携して選挙に臨みましたが、この4党の連携を今後も続けたほうがよいと思うか尋ねたところ、「今後も続けたほうがよい」が26%、「今後は続けないほうがよい」が24%、「どちらともいえない」が43%でした。

今の憲法を改正する必要があると思うか聞いたところ、「改正する必要がある」が28%、「改正する必要はない」が32%、「どちらともいえない」が30%でした。

安倍政権の経済政策「アベノミクス」に期待しているかどうか尋ねたところ、「大いに期待している」が9%、「ある程度期待している」が37%、「あまり期待していない」が34%、「まったく期待していない」が14%でした。