【都知事選】鳥越氏「がんサバイバーへの偏見だ」小池氏発言を糾弾…生出演でバトル

2016年7月19日14時9分  スポーツ報知
  • (左から)増田寛也候補、小池百合子候補、鳥越俊太郎候補

 東京都の舛添要一知事(67)の辞職に伴う都知事選(14日告示、31日投開票)を前に、フジテレビ系「バイキング」(前11時55分)に19日、立候補者の中から野党統一候補のジャーナリスト・鳥越俊太郎氏(76)、前岩手県知事の増田寛也元総務相(64)、小池百合子元防衛相(64)の3候補が生出演した。

 番組ではそれぞれの候補が他の候補へ質問を投げかけるという形で討論を展開。その中で、鳥越氏が声を荒らげたのが小池氏への質問だった。街頭演説の小池氏が「病み上がりの人を連れてきて…」と発言したことに鳥越氏がかみついた。

 小池氏は「言ってないです。記憶にありません」とかわそうとしたが、鳥越氏は証拠としてテレビのニュース番組で文字テロップが放送された場面をプリンアウトして持参。小池氏に見せながら「これはがんサバイバーに対する偏見ですよ」と強い口調で言った。

 過去にがんの手術を4度経験し、「がん検診率100%」をアピールしている鳥越氏。小池氏をさらに「(がんから復帰した人は)何十万人といるんですよ。『病み上がり』というレッテルを張って差別しているんですよ」と糾弾。小池氏の発言で「がんを1回やったら何もできないと思われますよ」とヒートアップ。

 これには「記憶にない」と一点張りだった小池氏も反論できず、「もし言っていたら申し訳ないことを」とポツリ。「コレが選挙なんですよ坂上さん」と、MCの坂上忍(49)に振って次の質問へと話題が移るのを待った。

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