07月19日 09時58分
名古屋大学は、名古屋市内の法人から寄付された株の配当金をもとに、7月、設けた給付型の奨学金を工学部の学生と大学院生の5人に給付することを決めました。
この奨学金は食品機器メーカーの経営者夫妻が名古屋市に設立した法人の株を名古屋大学と名古屋工業大学に寄付することで設けられました。
対象は「ものづくり」を学ぶ学生で、名古屋大学は今年度の給付者として応募があった13人の中から成績や経済状況などを踏まえて、工学部の学生と大学院生の5人を選びました。
5人には毎月12万円を2年間、奨学金として給付されることになっていて、返済をする必要はなく、卒業後の進路についても特に条件はありません。
給付が決まった名古屋大学工学研究科の大学院生、飯尾魁さんは、「アルバイトをして夜遅くまで研究する生活をしてきたが、今後はアルバイトをやめて奨学金を生活費にあてて研究に専念したい」と話していました。
同じく、情報科学研究科の大学院生の中山亮太さんは「母子家庭で経済的に厳しかったため大変助かります。返済を考えなくて良いので、のびのびと生活できるようになります」と話していました。
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